福井市内のカフェ「美術館喫茶室ニホ」(福井市文京3、TEL 0776-43-0310)が12月8日、新メニュー「まっしろしろすけ」の販売を始めた。
同館開館40年を記念して行われている「スタジオジブリ・レイアウト展」
現在、福井県立美術館(文京3)で開催中の展覧会「スタジオジブリ・レイアウト展」に合わせた期間限定メニュー。こし餡(あん)と甘いミルクを合わせた白い汁粉に白玉とマシュマロを浮かべ、彩りと味のアクセントとしてフリーズドライのイチゴを散らした。
メニュー名は映画「となりのトトロ」に登場する「まっくろくろすけ」にちなむ。店主の岡本京美さんは「ジブリと聞き直感的にメニュー名が浮かんだ。軽いノリで取り掛かったが、市内にある製餡所のこし餡を使うなど福井とのつながりにもこだわった」と明かす。
「コーンフレークの入った具だくさんの試作品も作ったが、ミルクとコーンフレークではまるで朝食になってしまうと考え、今のようなアレンジに落ち着いた」とも。軽いノリで始まったとはいえ、事前にスタジオジブリへ調理写真などを送ってネーミングの「お墨付き」も得た。
4年前に同館併設のカフェとしてオープンした同店では、展覧会内容に合わせた期間限定メニューを継続的に提供している。岡本さんは「展覧会に合わせてわざわざ訪ねてくださる方もいて手応えを感じている。これからもノリと勢いを持ち味に、さまざまな期間限定メニューを作っていければ」と話す。
価格は650円。2018年3月11日まで。