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福井で現代美術語る会 アート好き20人参加、ドイツの国際展テーマに

福井で現代美術語る会 アート好き20人参加、ドイツの国際展テーマに

石川さんの解説に耳を傾ける参加者。会場には外国人の姿も

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 福井市の「美術館喫茶室 ニホ」(福井市文京3)で8月29日、「海外の現代アートを語る-ドクメンタ&ミュンスター報告会」が行われた。

アラム・バルトルさんの作品「3V」。自家発電装置とスマホ充電器とを組み合わせた「5V」、Wi-Fiルーターとを組み合わせた「12V」という作品もあったという

 アートイベントの運営なども行う、同市内の編集プロダクション「カウベル・コーポレーション」(二の宮5)が企画。スタッフの一人で、筑波大で芸術学を専攻した経歴を持つ齊藤理子さんが「今、自分が聞きたい話を福井の人たちと共有したい」と参加者を募ったところ、アートファン、美術作家、新聞記者など約20人が応じた。

 ゲストスピーカーとして金津創作の森(あわら市宮谷)学芸員の石川達紘さんを迎えた。石川さんは今月中旬、ドイツで開催中の国際美術展「ドクメンタ14」「ミュンスター彫刻プロジェクト」の鑑賞ツアーを行っており、両美術展の展示作品写真を交えながら解説を進めた。

 「『ドクメンタ』は5年に1回、『ミュンスター』は10年に1回の開催で、今年は2つが重なった当たり年」と切り出した石川さん。ドクメンタ14の展示作品「Parthenon of Books」(マルタ・ミヌヒンさん作)について「世界中の発行禁止本を集めた作品。国によってはスティーブ・ジョブズさんの本や日本の国民的漫画が発行禁止になっている」と解説すると会場から驚きの声が上がった。

 「政治的メッセージをまとった作品の多いドクメンタとは対照的に、自然と作品との調和を感じた」とは石川さんの同プロジェクト評。アラム・バルトルさんの作品「3V」の解説では「ろうそくを使った自家発電装置とLEDを組み合わせている。展示中にろうそくが消えてLEDが消えた箇所も」と説明し笑いを誘う場面もあった。

 報告会は「北アルプス国際芸術祭」(長野県大町市)をテーマにした前回に続き2回目。齊藤さんは「ニュースサイトなどで顕在化していない『現地に行った人からしか得られない情報』を知りたいと思い報告会を企画した。同好の士と感動や感想を話し合うのもアート鑑賞の楽しみの一つで、今後もゲストを迎えて海外や日本の現代美術のトレンドを共有できれば」と話す。

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