福井鉄道市役所前電停ホームの移設工事が現在、12月末の完成に向け大詰めを迎えている。
同社が2009年から10年計画で進める鉄道事業再構築事業の一環。福井市中心部を南北に貫く通称「フェニックス通り」大名町交差点付近にある同電停について、上り(越前武生方面)ホームの移設を行う。
改築中の下りホームと共に完全相対式の2面2線構造となる。各ホームとも長さ35メートル、幅2メートル。供用開始に先立ち、現在の上りホームと大名町地下道との連絡口はすでに撤去を終えている。
同停留所付近から裁判所前交差点に掛けての軌道敷も「1950(昭和25)年の開業時以来」(同社担当者)という抜本的改修中で、週末を中心に赤十字前~田原町間を区間運休するなどして集中工事に当たっている。