福井県ふるさと文学館（福井市下馬町）で9月22日、「2.43　清陰高校男子バレー部」アニメ原画展が始まる。

会場の福井県ふるさと文学館。福井ゆかりの作家を7ジャンルに分けて紹介する常設展示コーナーもある

　「2.43」は、夫が福井出身という壁井ユカコさん（東京都在住）が原作を手掛ける青春小説。架空の「福井県立七符清陰高校」男子バレーボール部を舞台にした物語で、コミックやアニメなどメディアミックスの展開が進む。アニメ版は今年1月から、フジテレビ深夜アニメ枠“ノイタミナ”などで全国放映され、福井出身の声優・蒼井翔太さんも出演した。

　原画展は、作品を通して福井の魅力を発信する「福井県×『2.43　清陰高校男子バレー部』」の一環で、福井県ブランド課とアニメ「2.43」製作委員会が連携して企画した。館内には、手描き生原画や複製原画など計約30点、福井県営体育館など福井ゆかりの場所のアニメ映像を切り取った「場面写」約30点の展示を予定する。主要キャラクターの等身大パネル6枚を展示するコーナーも設ける。

　同館の担当者によると同作品のアニメ原画展は全国初で、物語に登場するスポットを紹介する「聖地巡礼マップ」の配布も行うという。

　開催期間は11月23日まで。開館時間、休館日は同館ホームページで案内する。入場無料。福井駅東口から同館のある福井県立図書館への無料連絡バス「フレンドリーバス」が運行している。