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バレー小説「2.43」シリーズ、福井県とコラボ 高校生の休日、福井弁で活写

単行本の表紙画などを手掛ける山川あいじさんが、短編のイラストを担当した

単行本の表紙画などを手掛ける山川あいじさんが、短編のイラストを担当した

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 集英社(東京都千代田区)が12月16日、青春小説「2.43」シリーズの短編「101回目はきみと ~清陰バレー部のけだるい休日~」を公開した。

作品に登場する、福井駅西の複合施設「ハピリン」。キャプションには「駅前のファストフード店が相次いで閉店したためハピリンにできたバーガーキングが高校生を救った」という説明も

 「2.43」は、夫が福井出身という壁井ユカコさん(東京都在住)が手掛ける作品。架空の「福井県立七符清陰高校」男子バレーボール部を舞台に、黒羽祐仁(ゆに)、灰島公誓(きみちか)の「ユニチカ」コンビを軸に物語を展開する。2013(平成25)年のシリーズ1冊目を皮切りに版を重ね、2018(平成30)年にはコミック化。今年11月、アニメ化の決定も発表された。

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 短編は福井県との共同企画による書き下ろし。練習前の部室で、ユニチカら登場人物が休日の過ごし方を語り合うという設定で、「エルパで見られてつきあってんのバレた奴ら、おれが知ってるだけでクラスに三組いるしな」「めがねフェスとかってイベントで町おこしして盛りあがってるぞ」「デートやったらハピリンにプラネタリウムができたやろ」など、福井弁を交え活写している。

 サイトには「彼らが暮らす街を知ることで、作品がグッと身近に感じられるはず。この機会にぜひ福井に遊びに来てください」という呼び掛けも。作品中に登場する県内主要スポットやイベントなどを同時に表示し、画面スクロールと共に次々と切り替わっていく仕掛けも施した。

 公開に当たり、壁井さんは「作品に入りきらなかったものもあったが、福井がどんな県か県外の方にも知ってもらえるよう福井ネタを盛り込んだショートストーリーにした。県内の方にはなじみの場所ばかりだと思うので、思い浮かべつつ楽しんでもらえれば」とコメントを寄せる。

 作品は3部構成で、来年1月中旬に第2弾、2月中旬に第3弾の公開を予定する。壁井さんによると「第2弾は主に福井の食にスポットを当てた内容になる」という。