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福井・永平寺にプリン専門店 「禅のまち」ちなみ、だるまキャラ前面に

永平寺門前に並ぶ、「永平寺だるまプリン」ラインアップ

永平寺門前に並ぶ、「永平寺だるまプリン」ラインアップ

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 プリン専門店「永平寺だるまプリン」が3月26日、福井県永平寺町にオープンした。

福井・永平寺にプリン専門店

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 永平寺門前にある飲食店「井の上」(永平寺町志比)を経営する「いのうえ」(同)が手掛ける同店。「北陸新幹線福井・敦賀開業や、中部縦貫自動車道全通などを見据え、今のうちから人気スイーツへの足場固めを進めておきたい」(店主・井上才蔵さん)と準備を進めてきた。

 コンテナハウスを利用した店舗内で製造・販売を行う。ラインアップは、なめらかプリン(390円)、抹茶プリン(430円)、いちごのプリン(450円)の3種類で、福井県産の牛乳やマダガスカル産バニラビーンズなどを素材にした。いちごのプリンは県産のイチゴをのせた季節替わりの商品で、今後、旬に合わせて県産の果物を用いる予定という。

 容器にあしらったキャラクター「だるぷり男爵(だんしゃく)」は禅宗の初祖とされる達磨(だるま)大師にちなんだもので、グラフィックデザインを手掛ける井上さんの友人が制作。井上さんも「禅の聖地である永平寺に参拝に来たところ、居心地の良さからプリンに居座った」など、ストーリー設定に知恵を絞った。

 商品には、容器裏面のQRコードを読み取る「だるまおみくじ」、ふたの裏側に印刷した金銀の「だるまシール」などのお楽しみ要素も盛り込んだ。おみくじの「大当たり」として好きなプリン1個進呈、金色シール1枚または銀色シール5枚でオリジナルグッズ進呈などの特典を設ける。

 コロナ禍で県外からの観光客が減少する中、助成金などの公的支援を基にオープンにこぎ着けた。井上さんは「観光でいらっしゃる県外のお客さまだけに売り上げを頼るのでなく、プリンという身近なスイーツを通じて地元のお客さまを掘り起こしていければ」と話し、2号店出店に向けたプランも描く。

 営業時間は10時~17時(3月中は16時30分まで)。

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