福井で高校生の学びを支援する一般社団法人「BEAU(ビュー)」が5月7日、地域密着型探究学習プログラム「BEAU LABO Online」開始を発表した。
参加募集のホームページ。高校生に「昨日の当たり前が明日には当たり前じゃなくなる」と呼び掛ける
「BEAU LABO」は今年1月、「不確実性のある社会での主体的な学び」「身近なロールモデルとの出会い」を掲げ始めたプログラム。福井在住の高校生が学校や学年の垣根を越えて集まり、社会人や学生らと共に関心のある分野を主体的に学ぶ。第1期には7人が参加し、3カ月にわたって探求学習を進めた。
新型コロナ禍の影響で2期生のプログラムをオンラインで開催することにした。1期生同様、国際問題、観光・まちづくり、地域経済、メディアコミュニケーション、農業の計5分野から学習を進める内容で、地域へのフィールドワーク、専門家へのヒアリング、日々のミーティングなどの活動全てをインターネットを介して行う。活動期間は6月14日~9月下旬。
福井県内の高校では現在、学年別登校や遠隔授業などの取り組みが進む。副代表の田川裕大さんは「自宅での個人学習が増えてグループワーク型学習の機会が少なくなり、主体的・対話的に学びを深めることが難しくなっている。奥越や嶺南など福井市から離れた地域から参加できるのもオンラインの良さで、高校生の『学びたい』という気持ちをぶつけられる場になれば」と話す。
参加無料。定員は20人程度。申し込み締め切りは5月24日。