福井のアイドルグループ「アミーガス」が4月下旬、新曲「手と手あわせて ~手洗いのうた~」の楽曲配信を始めた。
楽曲のジャケット画像。「せのしすたぁ」のキャップを着けた「アミーガス」のキャラクターをあしらった
ショッピングセンター「アル・プラザ アミ」(福井県坂井市)の「お買い物アイドル」として活動を展開する同グループ。新型コロナ禍で店内での定期ライブなどが一時取りやめとなる中、グループの楽曲を手掛けるプロデューサー・マネジャーの森永康之さんが「今できることは曲を作ることだけなので、少しでも世の中の役に立てればと思い、自分の経験と力を全て込めて」制作した。
楽曲の長さは2分24秒。「できるだけ多くの人に聴いてもらえれば」という狙いから、同グループと派生ユニット「せのしすたぁ」とのダブルネームで発表した。いつも通りの日常生活が戻ることを願ったテーマで、「手と手あわせて ゴシゴシ洗おう」「手首もちゃんと 忘れちゃダメだよ」などの歌詞を盛り込んだ。
アミーガスサブリーダーの「ひまり」さんは、「小さい子からおじいちゃんおばあちゃんまで、誰もが楽しく手洗いできるような歌。私たちが今みんなにできるのは手洗いの大切さを伝えることなので、この歌で手洗いがもっと当たり前になりコロナウイルス対策につながれば」と期待を込める。
楽曲リリースに合わせたミュージックビデオもユーチューブに公開した。メンバー各自が自宅で撮影した動画を遠隔作業で編集した作品で、「手洗いで忘れがちな手の甲側、爪の間、指先、手首も忘れないようにと歌っている。大人でも正しい手洗いは意識してやらないとできないと思うので、この曲を聴いて楽しみながら手洗いをしてもらえたら」と前リーダーの「みゆう」さん。
メンバー間をZoomでつなぐトークショー配信「アミチャン生」や、未発表音源などを販売する公式ネットショップ開店など、新たな取り組みを始めた同グループ。リーダーの「ゆりな」さんは、「ライブができない私たちが今できるのは、インターネットで少しでも多くの人に注意を呼び掛けることだと考えた。ウイルスが終息した時に元気な皆さんにライブでまた会えるよう、これからも注意喚起を続けていきたい」と話す。
主要配信サイトで購入できるほか、定額ストリーミングサービスでも聴取できる。