福井のローカルアイドル「アミーガス」が3月1日、新アルバム「ごめんね。ありがとう。」を発売する。
昨年12月に加入した最年少の「みお」さん(中央)ら、アミーガスのメンバー。5人のほか、派生ユニット「せのしすたぁ」でも活動する、「まお」さん、「ゆーたん」さんも
アミーガスは坂井市のSC「アル・プラザ アミ」(坂井市春江町)を拠点にするグループで、店内での定期ライブや各種フェスへの出演など県内外で活動を行っている。昨年12月には、グループを卒業した坂川陽香(ひゆか)さんのAKB48 Team8入りが明らかになり、アイドルファンの間で話題になった。
アルバムはグループ2枚目となるオリジナルフルアルバム。アルバムタイトル曲、先行配信したフリーダウンロード曲「しかたないよ」「キミのものだけにしてよ」など計10曲に加え、2018(平成30)年に発売された1枚目のフルアルバム「君がいる景色」収録曲「10年後」の2020年バージョンをボーナストラックとして収める。
プロデューサー・マネジャーの森永康之さんが全楽曲の作詞・作曲・編曲・プログラミングを手掛けた。森永さんは「ほかのアイドルグループがやっていないことを楽曲を含めてやるという方針で、先行配信したBPM100くらいのダンスチューンなど初挑戦の楽曲を楽しみながら制作した。昨今のアイドルのアルバムでは、平均BPMがおそらく一番遅いのでは」と解説する。
フリーダウンロード曲配信時には、公開時刻に合わせたライブ動画配信の企画を行った。メンバーの「みゆう」さんは「リアルタイムで『いいね』『早くライブで聴きたい』『振り付けも楽しみ』などの感想が聞けた。初披露の時も『想像していたような振り付けが入っていた』というお客さんが一緒にまねしてくださった」と振り返る。
今月中旬には収録曲のダイジェスト動画も公開した。動画を見たファンの反応も上々だったといい、サブリーダーの「ひまり」さんは「定期ライブ後の特典会などで、『ゆっくりと聞ける曲が多いね』『リズムに乗れる曲が多いね』などの言葉を頂いた。(8曲目の)『恋におちたら』はリズムに乗りやすく、レコーディングで特にうまく歌えた曲だった」と話す。
リーダーの「ゆりな」さんによると、アルバムはグループが新体制となって1年の「節目の月の発売」という。ゆりなさんは「メンバーだけでなく、プロのギタリストなど多くの方の支えがあって完成した渾身(こんしん)の一枚。より多くの方の手元に届けられるように、クオリティーの高いミュージックビデオを制作したい」と話し、福井県嶺南エリアでのライブにも意欲をのぞかせる。
発売に当たり、「#聴いて楽しむアイドル」というハッシュタグを設けてSNSでの広がりも狙う。森永さんは「ライブで盛り上がるのでなく、1人でじっくり楽曲を聴くというアイドルの楽しみ方もいいのではと考えてハッシュタグを付けた」とした上で、「退屈な曲は無いので安心してもらえれば」と呼び掛ける。
リリースイベントとして3月1日、福井駅西のクラブ「Casa」(福井市中央1)で「アミーガスのミニライブ」(12時30分~)、「『ごめんね。ありがとう。』リリースパーティー」(16時~)を行う。料金は、ミニライブ=1,000円、リリースパーティー=無料(いずれもドリンク代別途)。
価格は3,000円。ライブ会場で販売する。