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大妻女子大生が福井・若狭の日本酒ラベル考案 地元NPOも販売に向け支援呼び掛け

オリジナルラベル考案に挑んだ大妻女子大の学生

オリジナルラベル考案に挑んだ大妻女子大の学生

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 NPO法人「若狭物産協会」(若狭町兼田)が現在、同町産品の販路拡大に向けた支援を募っている。

支援を呼び掛ける藤本さん。「ラベルを考案してくれた学生のためにも目標額を達成させたい」と力を込める

 福井県が認定する「クラウドファンディング型ふるさと納税」対象事業の一つとして行われているプロジェクト。同町内にある鳥浜酒造(若狭町鳥浜)が製造販売する日本酒ラベルを大妻女子大(東京都千代田区)の学生が考案するなど、同町産の農作物や加工品の販路拡大に向けた準備を進めている。

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 同NPOの藤本佳志さんは「辛口系の蔵元が比較的多い福井において、鳥浜酒造の酒は甘口で造られているのが特徴。地元の川魚を甘辛く煮付ける食文化に合わせた飲み口で、甘口系を敬遠される方が一度飲んでみてリピーターになったという話もよく聞く」と話す。

 日本酒ラベルは9月上旬、同大家政学部ライフデザイン学科「和の暮らし推進プロジェクトチーム」所属の3年生11人が考案し、同NPOを含めた町の関係者に提案した。既存商品3種に異なるラベルを貼って限定販売する予定で、2023年春予定の北陸新幹線敦賀延伸に合わせ酒米から全てオリジナルの商品に発展させるプランもある。

 過去には同大の学生が同町産の福井梅などを使ったご当地カクテルを考案し、県内の飲食店などで提供されたこともある。同チームの宮田安彦教授は「首都圏の私大に通う学生の大半は首都圏など都市部出身。日本酒ラベルの考案を通じて、若狭地方の生活様式や町の良さを知ってもらえればという思いがあった」と話す。

 クラウドファンディングの目標額は85万円。支援金は県の提唱で制度化された「ふるさと納税」の対象となり、所定の手続きを経ることで支援金の一部が所得税や個人住民税から控除される。

 支援金はオリジナルラベル酒の開発・販売、特産品通販サイト構築、酒販免許申請などに充てる予定で、返礼品として試食試飲会招待、「瓜割名水」1ケース、オリジナルラベル酒とサバのへしこセットなどを用意する。コースは5,000円~10万円の8通り。

 支援者募集は11月5日23時まで。

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