福井県眼鏡協会(鯖江市新横江2)が現在、第1回「めがねよ、ありがとう作文」コンテスト受賞作を公開している。
6月上旬、「めがねフェス 2018」会場で行われた表彰式の様子
6月上旬に同市内で行ったイベント「めがねフェス2018」のテーマ「5年目の、めがねよ、ありがとう。」にちなみ同協会が公募したコンテスト。4月上旬から約1カ月半の募集期間内に寄せられた232点から最優秀賞など13点を選んだ。
最優秀賞を受賞した「まつだゆり」さん(大阪府在住)の作品は、祖父と祖母を長年つなぐ眼鏡に感謝する内容。「眼鏡は認知症の祖父の記憶を少しよみがえらせ、2人の時間を巻き戻すことができる。視力の矯正だけでなく、やさしい力を持つ眼鏡に心の底からありがとう」とつづった。
同イベント実行委員13人が審査に当たった。同協会の島村泰隆さんは「目標としていた100通を大きく超える応募があり、どれもすばらしい作文で絞りきれず急きょ『めがねフェス賞』を8枠設けた。眼鏡の数だけドラマがあるということを皆さんに知っていただく機会となれば」と話す。
入賞作を同イベントホームページで公開するほか、めがねミュージアム(同)で全作品を納めた冊子を展示する。公開期間は7月中旬ごろまでを予定。