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福井・勝山の「頭部落下」恐竜像、2世誕生に向け資金募る

田んぼの水面に映る、在りし日のホワイトザウルス

田んぼの水面に映る、在りし日のホワイトザウルス

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 福井県勝山市が11月4日、恐竜モニュメント「ホワイトザウルス」復活に向け資金の募集を始めた。

寄付額200万円の返礼品として用意された、ホワイトザウルス型起こし用縮小フィギュア。先着1人(イメージ)

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 モニュメントは肉食恐竜ティラノサウルスをモチーフに作られ、サイズは長さ=17.5メートル、高さ=6.8メートル、体重=4.5トン。もともと福井県がイベント用に作ったもので、県から譲渡を受けた市が2012年、同市村岡(むろこ)町に設置した。以来、同市への訪問客が記念撮影を楽しむなど地元の観光スポットとなっていたが、7月11日早朝、経年変化と思われる原因で頭部が突然落下した。

 落下を受け、同所のライトアップやシバザクラ植え付けなどの環境整備を行ってきた村岡地区区長会は、市や市議会に対しモニュメント復活に向けた要望書を提出。関係者らが検討を重ね、クラウドファンディングサイト「FAAVO(ファーボ)」の姉妹サイト「F×G(エフバイジー)」で再建費用を募ることに決めた。

 目標額はモニュメント名にちなみ「3,564(ザウルス)万円」で、受付額に1口=1,000円、5,000円、1万円、3万円、10万円、100万円、200万円の7通りを設定した。寄付の返礼品は、1,000円=JR西日本管内に掲出予定の「ホワイトザウルス」ポスター撮影参加権、3万円=ホワイトザウルス卓上クリスタルモニュメント、200万円=ホワイトザウルス型起こし用縮小フィギュア(先着1人)など。

 モニュメント撤去後の同所には現在、市が設置した「ホワイトザウルスの卵」があり、地元の子どもたちが「2世」の「ふ化」を心待ちにしているという。市観光政策課の担当者は「頭部落下は衝撃の出来事だったが、ホワイトザウルスが多くの人たちに愛されていることを再認識する良い機会となった。立派に復元した恐竜像の前で皆さんが撮影などを楽しむ風景を再び見られたら」と期待を寄せる。

 募集は2017年1月31日まで。

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