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福井・永平寺に「COZY COFFEE」 自家焙煎豆そろえ、オフィス向け配達も

試飲を勧めながら、来店客との会話を楽しむ林さん(右)

試飲を勧めながら、来店客との会話を楽しむ林さん(右)

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 福井県永平寺町の自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆店「COZY COFFEE」(永平寺町吉波、TEL 0776-63-7035)がオープンして1カ月がたった。

カラオケスナックだった店舗を改装し開店した

 店舗面積は約23坪。席数は、カウンター8席、テラス席10席。「グアテマラ ピーベリー」(100グラム=580円)、「パプアニューギニア ジグリ」(580円)、「COZY エチオピアブレンド」(同650円)、「COZY カフェインレス」(同750円)などコーヒー豆17種を量り売りするほか、イートイン(各450円)でも販売する。テークアウト(300円・450円の2種)もできる。

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 アパレル業界で働いていたという鯖江市在住の林浩治さんが4月、妻の成代さんと共に独立開業した。「子ども2人が自立して暮らし始め、自分たちも『夢をもう一度』と脱サラを考えた。コーヒーは以前から身近な飲み物だったが、初めて専門店でコーヒーを口にした時の『何だこれは』という衝撃が忘れられず、自家焙煎店の開業を決めた」と振り返る。

 現在54歳の浩治さんは「50歳をめどに脱サラできれば」とプランを立て、4年ほど前に会社を退職。アルバイトしながら開店準備を進め、福井市内の自家焙煎店で教えを請うたり、県内のコーヒー愛好者でつくる「日本コーヒー文化学会・福井支部」の会合に参加したりと、技術と知識の習得に励んだ。

 開業当初は自宅に焙煎機や冷蔵庫などを設け無店舗販売していたが、親戚が所有する店舗物件を購入する縁に恵まれ、九頭竜川越しに同町内の山並みを眺められる同所に移転した。店舗は坂井市と勝山市を結ぶ道路沿いにあり、週末には永平寺や福井県立恐竜博物館などを訪れる家族連れや、ツーリングを楽しむバイク好きなども多数来店するという。

 常時6種の試飲ができるのも特徴で「あえて常温に冷まして提供している」というこだわりを見せる。「1杯のコーヒーは、入れたて、ちょっとぬるめ、常温と、温度によって違う味わいを楽しませてくれる。冷めてもおいしく飲めるのがコーヒー本来の姿だということを知ってもらえれば」と話す。

 店名は浩治さん自身の名前から「直感的に決めた」というが、山下達郎さんが1998年に発表したアルバム「COZY」にあやかったとも。「昔から達郎さんが好きで『居心地が良い』という意味がある『COZY』は店のコンセプトにぴったりだと感じた」。店内にある焙煎機の傍らにはサクソホンが飾られ、音楽好きな浩治さんのキャラクターをうかがわせる。

 オフィス向けのコーヒー豆配達にも力を入れるといい、福井市内であれば週1回、500グラムから配達に応じる。「すでに歯科医院、ブティック、保険事務所などから注文を頂いている。前職で県外にいたときから『永平寺ブランド』の強さは実感しており、『禅コーヒー』のような地域色ある商品を発売できれば」とプランを描く。

 営業時間は、月曜~金曜=7時~19時、土曜・日曜・祝日=7時~18時。木曜定休。

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