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子ども向けロボット「paprika」 福井の企業、プログラミング講座の一環で

本体は無地で、ペンやステッカーなどを使い自由に装飾できる

本体は無地で、ペンやステッカーなどを使い自由に装飾できる

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 福井県内のIT企業有志でつくる団体「プログラミング クラブ ネットワーク」(PCN)が4月25日、子ども向けプログラミングロボット「paprika(パプリカ)」の販売を始めた。

自作プログラムでのロボット制御に熱中する子どもたち

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 段ボール製の本体、制御用モーターボード「MapleSyrup(メープルシロップ)」、サーボモーター、電池ボックス、ギアボックスなどをセットにした組み立てキット。完成後の大きさは、幅=約15センチ、奥行き=約27センチ、高さ=約23センチ。重さは約480グラム。「MapleSyrup」は単品売りにも応じる。

 動作用のプログラムは、福井発のプログラミング学習用パソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」で作成する。プログラミング言語「BASIC」を使い、わずか1行の命令でもロボットを動かすことができる。

 PCNに参画する「ナチュラルスタイル」(福井市和田東)では、プログラミング教室の教材として同商品を導入。広報担当の齋藤万優子さんは「ゲームのように画面の中のものでなく、目の前にある実際のものが動くので子どもの反応が段違い。コードレスで自走できるので、自作プログラムで動くロボットと一緒に散歩する姿も」と明かす。県外でも同商品を軸にした教室を行う予定で、既に三重での開催が決まっているという。

 販売開始を受け5月14日から、「MapleSyurp」でラジコンを動かすプログラミング教室「PCNパリオクラブ」をショッピングセンター「パリオ」(松城町)で行う。齋藤さんは「教室は申し込み不要で、買い物途中に足を止めて数分だけ体験するといった気軽さを売りにしている。今までにない新たな試みで私も楽しみ」と話す。

 価格は、「paprika」=8,618円、「MapleSyrup」=2,160円。同クラブホームページ、「PCN フラッグシップ秋葉原 BY ASSEMBLAGE」(東京都千代田区)で販売する。

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