福井駅西の「北の庄城址・柴田公園」(中央1)で2月18日・19日、食のイベント「からだにご褒美 酒粕(さけかす)屋」が行われる。
酒かす商品の販売が好評だったというブース。酒蔵の酒かす販売は量り売りも行う
「美」をテーマに旅のプログラム提案などを行う団体「美めぐりふくい」実行委員会が、福井駅西エリアでの新たな観光スポット構築を目指して企画。同エリアに酒かすをテーマにした施設を作るための実証実験という位置づけで、昨年10月に次いで今回が2回目となる。
県内酒蔵の酒かす、酒かすを使ったスイーツやフェースパックなどが並ぶ「酒粕セレクトショップ」、黒龍酒造(永平寺町)の酒かすを使った足湯に浸りながら酒かすカクテルなどを楽しめる「酒粕足湯バー」(1人30分500円、2人~4人で利用可)などを展開。福井駅前エリアの飲食店で使える「昼飲みクーポン」の進呈(各日先着1000人)や、大吟醸甘酒のふるまい(同500人)なども行う。
国立研究開発法人の水産研究・教育機構によると、日本酒醸造時に作られる酒かすは全国で年間約4万トン。うち90%以上が加工原料や飼料などに再利用されるという。同委員会スタッフは「イベントは酒かすの活用、環境改善、経済活性化などを軸にする。昨年10月の開催時は酒かす商品の販売が好評で、前回以上に充実したイベントにできれば」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。