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福井で食イベント「こんぶデー」 遊びを通して昆布への関心を

昆布を手に来場を呼びかける江端さん。福井大では海藻に関する科目を担当する

昆布を手に来場を呼びかける江端さん。福井大では海藻に関する科目を担当する

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 食のイベント「ふくいこんぶDay ~こんぶに親しむ1日~」が10月23日、福井県産業会館(福井市下六条町)1号館で開かれる。

札幌市で行われた「こんぶDay」の様子

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 同日に行われる「ケーブルテレビフェスタ 2022」の一環で、大学教員、おぼろ昆布職人、テレビ番組ディレクター、昆布専門店店主らでつくる実行委員会が企画した。今回が初開催で、遊びを通して昆布の魅力に触れてもらうことをコンセプトにプログラムを展開する。

 会場には、長さ数メートルの生昆布に触ったり昆布に絵を描いたりする「こんぶ遊び屋台」、おぼろ昆布職人と海藻研究者のトークショー「おもっしぇこんぶ話」、作家の佐藤青南さんが昆布をテーマに書き下ろした小説などを販売する「こんぶもの屋台」などを設ける。

 実行委員の一人で、福井大高等教育推進センター特命講師の江端弘樹さんによると、同イベントは札幌市で行われている「こんぶDay」の福井版。江端さんがこんぶDayを主催するNPO法人「北海道こんぶ研究会」(札幌市)の理事を務めていることも後押しとなり、福井での開催が決まったという。

 江端さんは「福井県の敦賀市など北陸地方は、昆布産地である北海道をしのぐとされる昆布加工のメッカ。昆布巻きやとろろ昆布おにぎりなど特徴的な食文化も浸透しているが、とろろ昆布とおぼろ昆布との違いを知らない人が多い現状もあり、遊びを通じて昆布の質感を体感できるような『楽しい学び』になればと企画した」と説明する。

 「海洋汚染など自然環境の悪化を見過ごしていると、やがて昆布が手に入らなくなるという危機感がある」とも。学生時代に実習で作った標本の色鮮やかさに感動して以来、30年にわたり海藻を研究領域として据えているという江端さんは「小中高の教科書にコンブの生態が載ることはめったにない。11月15日のこんぶの日を前に、海藻のことに少し目を向けてもらうきっかけになれば」と期待を込める。

 プレイベントとして10月22日まで、オリジナル昆布料理を提供する飲食店を巡る「福井こんぶDay スタンプラリー」を行う。参加店は、酒肴コブ、マニマニ ザ ファクトリーズ、雨のち晴レカフェ、十人十色ダイニングス、割烹居酒屋 いち陽(以上、福井市)、和洋菓子志保重にしづ店・おばまショッピングセンター店(以上、小浜市)。スタンプ2個以上を集めた人には会場で景品を進呈する。

 昆布をテーマにした創作作品の写真をインスタグラム投稿で受け付ける「こんぶフォトコンテスト」も行う。ハッシュタグ(検索目印)は「#こんぶDay」で、優秀作品には記念品を進呈する。10月22日締め切り。

 イベントの開催時間は10時~16時。入場無料。

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