クラフトバタースイーツ「Butters(バターズ)」が9月21日、西武福井店(福井市中央1)1階菓子売り場特設会場に期間限定でオープンした。
ブランド開始2年で累計200万個を売り上げたという「クラフトバターケーキ」
バターズは、東京・自由が丘で開店した「HiO ICE CREAM(ヒオ アイスクリーム)」が2020年4月に立ち上げた姉妹ブランド。現在、東京、横浜、大阪、仙台に常設店があり、並行して地方都市の百貨店などに期間限定のポップアップストアを展開している。福井への出店は初。
商品のコンセプトや特性に合わせてバターを選んでいるのが特徴で、北海道産発酵バターを使った3層構造の看板商品「クラフトバターケーキ」(3個入り864円、5個入り1,350円)、焦がしバターが味わいのポイントという「クラフトバターサブレ」(10枚入り1,620円)、岡山県蒜山のジャージーバターを使った「京飴(あめ) バター」(12個入り648円)などが店頭に並ぶ。
「素材を大切にする」「丁寧に少量ずつ作る」「顔が見えるものづくり」を掲げる同社。社長の西尾修平さんは「一手間かけてバターの味わいをより感じてもらえるよう工夫するなど、次の世代に本物の味を伝えることを大切に考えてものづくりに取り組んでいる」と話す。
西尾さんによると、1キロのバターを作るために約23キロの生乳が必要といい、バターの製造工程で生まれる副産物も材料に取り入れてフードロス問題の解消にもつなげる。「副産物を取り入れる第一の目的はバターの風味をより豊かに楽しんでもらうことにあるが、スイーツを味わって貢献できる自然保護活動もあると知ってもらえれば」と西尾さん。
福井への出店を待ち望んでいた声が寄せられたり、リピーターが来店したりと、「好調な滑り出し」という。西尾さんは「福井の人たちにとって、西武福井店での買い物は暮らしに彩りを添える『楽しみの時間』では。地方都市でのポップアップストアはお客さまとの接点づくりという点から重視しており、季節ごとの出店も検討していければ」とプランを描く。
営業時間は10時~19時30分。10月4日まで。