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福井・坂井で初のコーヒーフェス開催へ 自家焙煎17店、親子向けブースも

実行委員会のメンバーら。「当日、チケット購入の待ち時間なしで楽しめる前売り券がお薦め」と話す

実行委員会のメンバーら。「当日、チケット購入の待ち時間なしで楽しめる前売り券がお薦め」と話す

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 福井県坂井市で今秋、「Fukui Coffee Festival(福井コーヒーフェスティバル)@Mikuni」が開かれる。

フードエリアに出店するベーグル店「Park Coffee & Bagel」(福井市)の商品イメージと、クラウドファンディング返礼品の同フェスオリジナルマグカップ

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 1杯のコーヒーを通して福井の文化や自然の魅力を再発見してもらおうと、市内のカフェ店主や自家焙煎(ばいせん)コーヒー店主らでつくる実行委員会が企画し、今回が初開催。コンセプトは、抽出を意味する英語をかけた「福井BREW(ブリュー)」。共催として、福井県観光連盟、観光地域づくり法人「DMOさかい」の2団体が加わる。

 「国際コーヒーの日」(10月1日)から2日間、坂井市海浜自然公園(坂井市三国町安島)を会場に、スペシャリティーコーヒー、スイーツ、雑貨などの販売、ワークショップなどを展開。ライブステージのエリアも設け、同市出身でシンガー・ソングライターのヒナタカコさん、今年のフジロックフェスティバルに出演予定の「Toshizo and Happy Cats」らが出演する。

 スペシャリティーコーヒーエリアには、市内の「POSSE COFFEE」「PORTA WORKS 392」「Grio Coffee」など県内外の自家焙煎店17店が出店し、趣向を凝らしたブレンドコーヒーや、えりすぐりのシングルオリジンコーヒーを販売する。コーヒーの注文には、本部テントで取り扱うチケット(8枚つづり2,500円)が必要で、チケット1枚=飲み比べミニサイズコーヒー、同2枚=レギュラーサイズスペシャリティーコーヒーなどのメニューを設ける。

 「コーヒーに寄り添う、おいしいもの」を掲げるフードエリアでは、ベーグル、クラフトビール、スイーツ、カレーなどの店舗20店が出店。陶器、ドライフラワー、アクセサリー、ビンテージ家具などが並ぶ「IRODORI MARCHE(彩りマルシェ)」には16店が出店し、コーヒーのある生活を引き立てるアイテムを販売する。

 親子連れでもイベントを楽しんでもらおうと、コーヒーにちなんだワークショップエリアも設ける。プログラムは、コーヒー豆100グラム付きの「親子deコーヒー豆焙煎体験」(1回1,000円)、コーヒーミルでの豆引きを体験できる「キッズカフェ」(コーヒー2杯=500円)、ラテアート体験(1回500円)の3つ。

 「POSSE COFFEE」店主で実行委員長の西友規さんは「5年ほど前から構想はあり、周囲の協力でようやく実現にこぎ着けることができた」と振り返り、「人と人とのつながりが生まれるような、一過性ではないイベントになることを願っている。何気ない日常の中に幸せの種があることを再認識できるきっかけとなれば」と話す。

 2日間で1万人の来場を目標に掲げ、クラウドファンディングでイベント費用の寄付も募る。目標額は100万円で、寄付コースは3,000円~5万円の22通り。返礼品として、クラウドファンディング限定で取り扱う前売りチケット、オリジナルマグカップ、出展店舗17店のコーヒー豆セット、市内にあるゲストハウス宿泊券などを設ける。

 実行委員会は来年以降も県内各地でフェスを行う意向で、大野市など豊かな自然を楽しめるエリアを候補地に挙げる。共催の福井県観光連盟も自家焙煎店巡りを軸とする「コーヒーツーリズム」による観光誘客の確立を目指し、自家焙煎店と近隣観光地を紹介するマップを新たに製作してフェス会場で配布するという。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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