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福井県立音楽堂が25年記念公演 「アナ雪」訳詞家ら迎え、新作ミュージカル

記者発表に登壇したキャスト、スタッフら

記者発表に登壇したキャスト、スタッフら

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 福井県立音楽堂「ハーモニーホールふくい」(福井市今市町)で今秋、新作ミュージカル「雪の女王」が上演される。

「いとこらが住む大好きな福井の人たちに多くの希望と感動を届けたい」と笑顔を見せる佐桑さん

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 1997(平成9)年に開館した同ホール25年記念公演として福井県文化振興事業団が主催する。映画「アナと雪の女王」主題歌の訳詞などを手がけた高橋知伽江さんがアンデルセンの「雪の女王」に新たな解釈を加え、大人向けミュージカルとして今秋初演する。

 雪の女王を元宝塚歌劇団雪組男役トップの水夏希さん、語り手や魔女などを俳優の鶴見辰吾さんがそれぞれ務めるほか、母が坂井市出身という佐桑有香さん、バリトン歌手の山下哲弘さん(越前市在住)ら福井ゆかりのキャストも出演。ダンスや合唱など、オーディションで選ばれたアンサンブルキャスト計60人も加わる。

 作曲と音楽監督を務めるのは福井市出身の音楽家・笠松泰洋さん。管弦楽団には、コンサートミストレスを務めるバイオリニスト・松谷由美さん(大野市在住)を筆頭に福井ゆかりの音楽家らが顔をそろえ、同ホールのパイプオルガン、福井にある世界的楽器メーカーのハープやマリンバなどが演奏に華を添える。

 同ホールで行われた記者発表では、笠松さん、物語の中心役である少女・ゲルダを演じる佐桑さん、演出と振り付けを手がける広崎うらんさんらが登壇。同事業団の穴吹好子常務理事が「多くの人に愛されている本ホールの新たな一歩。オーディションで選ばれたキャストや、ホールにゆかりのある優秀なスタッフと共に、アニバーサリーにふさわしい公演としたい」とあいさつした。

 広崎さんは「福井の宝であるホールのポテンシャルを存分に発揮できる作品にしたい」、笠松さんは「クラシック音楽向けに展開している本ホールにより多くの方が関われるきっかけとなれば」とそれぞれ話した。佐桑さんは「福井発の新作ミュージカルに携わることができ光栄。皆さんに納得いただけるようなゲルダを精いっぱい演じたい」と意気込む。

 開演は9月19日13時、18時。料金は、一般=3,000円、小学生~大学生=1,500円。6月18日10時から、一般向けチケットを販売する。

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