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福井・永平寺の「大燈籠ながし」ネット配信へ 地元出身「TAKUYA」さんの和太鼓演奏も

昨年に実施された「永平寺大燈籠ながし」の様子

昨年に実施された「永平寺大燈籠ながし」の様子

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 福井県永平寺町で行われる「九頭竜フェスティバル 永平寺大燈籠(とうろう)ながし」が8月21日、インターネットで配信される。

永平寺町出身の和太鼓奏者「Taiko-ist TAKUYA」さん

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 永平寺大燈籠流しは1988(昭和63)年、先祖の御魂(みたま)や自然界の生物への供養を行うことを趣旨に始まった。曹洞(そうとう)宗大本山永平寺の協力も得て、町内を流れる九頭竜川に約1万基の灯籠が流れるイベントへ発展し、県内外から毎年約2万5000人の見物客が訪れている。

 新型コロナウイルス感染防止のため今年は観客を入れない状態での開催となり、実行委員会が「全国から寄せられた約5000枚の短冊の思いを受け止めたい」とネット配信を企画。永平寺で供養した短冊を大型灯籠舟で流すなど、約1時間45分のプログラムを展開することとした。

 プログラムは、オープニングVTR、実行委員長あいさつ、国内外を舞台に活動する同町出身の和太鼓奏者「Taiko-ist TAKUYA」さんによる太鼓パフォーマンスVTR、読経に合わせての灯籠舟流しなどで構成する。イベントは雨天決行で、河川の状況に合わせプログラムを一部変更する場合もある。

 実行委員会の担当者は「昨年に続き九頭竜川河川公園でイベントなどを行わないこととなったが、『ネットでの配信があればうれしい』という声に押され企画した。『禅のまち』永平寺町が仕掛ける永平寺大燈籠ながしをオンラインで楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

 配信開始は18時。公式ホームページのほか、福井放送のホームページからも閲覧できる。

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