福井経済新聞の2021年上半期ページビュー（以下、PV）ランキング1位は、福井県永平寺町にオープンしたプリン専門店を報じた記事だった。

北陸新幹線福井・敦賀開業を見据え再開発が進む、JR福井駅西の通称「三角地帯」

　ランキングは1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位は以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 福井・永平寺にプリン専門店　「禅のまち」ちなみ、だるまキャラ前面に（3/26）

2. 福井・池田で「流れ星フェス」開催へ　夏の流星群に合わせ、天文愛好者ら企画（6/1）

3. 福井ロフト、西武福井店本館に移転オープン　フロア集約で利便性向上（3/12）

4. 福井の企業、建設業舞台に映画製作　若手職人の人間像描く物語、劇場公開へ（6/29）

5. 福井にボードゲーム専門店　プレー人口の裾野広げたいと店主（5/24）

6. 福井で映画「痛くない死に方」舞台あいさつ　原作者招き、在宅医療などテーマに（3/29）

7. 「ミシュランガイド北陸2021特別版」発売　新掲載の福井県、8店に星輝く（5/21）

8. 福井・越前市で複合型野外イベント　「開放的な場でクラブイベント体験」呼び掛け（4/3）

9. 福井・坂井にミュージカルスクール　Iターン移住の女性、周囲に背中押され開講へ（3/15）

10. 福井の企業が「ひと味惚れハンバーグ」　「ステーキを越えるハンバーグ」目指し開発（3/20）

　1位は3月下旬、永平寺門前にオープンしたプリン専門店の話題。禅宗の初祖とされる達磨（だるま）大師にちなんだキャラクター「だるぷり男爵（だんしゃく）」がトレードマークで、容器裏面のQRコードを読み取る「だるまおみくじ」など、お楽しみ要素も盛り込む。SNSでの拡散や、ニュース番組で取り上げられたことなどもPVを押し上げる一因となった。

　3位は、北陸新幹線福井・敦賀開業を見据え再開発が進むJR福井駅周辺の動向に関するニュース。移転オープンしたロフトは、複数フロアで展開していた売り場をワンフロアに集約し、来店客の利便性を高めた。スマート防災関連用品や、巣ごもり需要に応えるコンパクトなキッチン家電などの時代の要請に応じたアイテムも多く並べる。

　エンタテインメント関連の記事も多数ランクインした。2位の「流れ星フェス」は8月12日、夏のペルセウス座流星群にちなみ池田町で初開催される観望会イベント。クラウドファンディングで開催費用を募り、当初目標の80万円を上回る約129万円が寄せられた。福井の建設関連企業が企画・製作した映画（4位）も、俳優で映画監督の片山享さん（鯖江市出身）がオール福井ロケで手掛けたことなどから注目が集まっている。

　ランク外には、11位に福井の短大教員が出版したデジタル教材解説書、12位に福井の写真家による初写真集「アニメのワンシーンのように。」、16位に福井の女性グループが手掛けた子育て世代向け情報共有手帳、17位に福井発祥の酒米「さかほまれ」を使った限定酒、18位に女優「のん」さんが参画した伝統的工芸品ブランド「ふくいとらっど」の記事などが続いた。