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福井にボードゲーム専門店 プレー人口の裾野広げたいと店主

店主の鈴木貴幸さん。3月まで、IT企業でシステムエンジニアを務めていたという

店主の鈴木貴幸さん。3月まで、IT企業でシステムエンジニアを務めていたという

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 ボードゲーム店「ボドゲSHOP オフライン」(福井市光陽2)が5月15日、福井市内にオープンした。

鈴木さんが「子ども向けに」と薦めるボードゲームの一部

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 店舗面積は約25坪。テーブル24席。幅広い来店層を想定し、 自由にプレーできる約190種類のボードゲームをそろえる。「コロナ禍を機に屋内で遊べるボードゲームの魅力に取りつかれた」と言う店主・鈴木貴幸さんが約4カ月かけて準備を進め、4月下旬のプレオープンを経て正式開店にこぎ着けた。

 コンセプトは、「ボードゲームでつくる全天候型アミューズメントスペース」。「福井はもともと娯楽があまり多くない地域。私には小学生の娘がいるが、雨や雪の日になると遊びに行く先の選択肢も限られる。子ども連れでもボードゲームで楽しく遊べる場があればと考えた」という。

 店内は、プレースペースと販売スペースで構成。「子どもが集まる駄菓子屋をイメージした」というドリンクや菓子の販売コーナーも設けた。プレー料金は、一般=90分700円、3時間1,300円、時間フリー2,000円、学生割引・小学生以下=同500円、同900円、同1,500円(以上、平日)など。入店時の検温など感染防止の対策もとる。

 「購入前のお試しとしてプレースペースで遊んでいただいても」と、1時間以上のプレーで3,000円以上の商品を500円割り引く制度も設けた。「福井でも、通販でボードゲームを買うことはできるが、ゲームとの相性は実際に遊んでみないと分からない。中にはそれなりに値が張るゲームもあり、私自身も『外れくじを引いてしまった』という経験があった。そうした後悔を少しでも避けることにつながれば」と話す。

 開店に当たり、プレー人口の裾野を広げていくことを目標に掲げた。「ボードゲームは、まだまだ一部のファンのものという印象。カップルや年配の人などにも楽しく遊んでもらえれば」と、圧迫感のない明るい店内づくりにも配慮した。プレオープンを聞きつけ、リピーターになってくれた客もいるという。コロナ禍の収束に期待を込めながらも鈴木さんは「家族などの大人数で一緒に熱中できるコンテンツが少ない今こそ、ボードゲームの魅力が引き立つのでは」と話していた。

 営業時間は、平日=13時~21時(金曜は23時まで)、土曜=10時~23時、日曜・祝日=10時~21時。祝前日は23時まで営業。火曜定休(祝日の場合は翌営業日)。

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