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福井の伝統工芸応援アイドル「さくらいと」が新曲 「世界に届け」と無料配信

素材に越前和紙を取り入れた衣装を着ける、「MAI」さん(右)と「WAKANA」さん(左)。今年1月、2023年にサンドーム福井(越前市)での単独ライブを行うことを宣言した

素材に越前和紙を取り入れた衣装を着ける、「MAI」さん(右)と「WAKANA」さん(左)。今年1月、2023年にサンドーム福井(越前市)での単独ライブを行うことを宣言した

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 伝統工芸応援を掲げ活動する福井のアイドルグループ「さくらいと」が2月14日、新曲「やさしさレボリューション」の配信を始めた。

公式サイトでも販売する「さくらいと家紋」入りマスクを用意しレッスンに臨むメンバー。レッスンやイベントなどの現場に随伴し職業体験できる「インターン生」も募集している

 昨年7月に発表した「ヒカリのひとひら」に続く、同グループ3曲目となる楽曲。昨年10月、まち歩き観光拠点施設「小浜市まちの駅・旭座」(小浜市)で行われた公開イベントでメンバーからのリクエストを受けた、プロデューサー・マネジャーの川縁圭志さん(福井市出身)が「バレンタインデーまでに新曲が欲しい」という要望を基に制作を進めた。

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 楽曲のテーマは「愛」で、福井や若者への思いをつづった既発表曲に比べ普遍的なメッセージを盛り込んだ。川縁さんは作詞の背景について、「基底には昨今のコロナ禍がある。世界中が同じつらさや悲しみを味わった今だからこそ、愛に満ちた優しさも共有できるのではと考えた」と説明する。

 曲調やアレンジもポップさを全面に出し、ファンとともに一体感を味わえるキャッチーな振り付けも盛り込んだ。メンバーの「MAI」さんは「デモ音源を渡された時は『さくらいとがこんな曲を歌うことになるとは』と意外に感じたが、歌詞が今の時代にぴったりで大好き」と笑顔を見せ、MAIさんとペアを組む「WAKANA」さんも「子どもたちと一緒にワイワイと歌える日が来るのを楽しみにしている」と声を弾ませる。

 他方で、「医療従事者が受けている心の傷や孤独感などの話も耳にした」という川縁さんの体験から、エッセンシャルワーカーへの感謝も込めた。「私たちも活動の軸足がオンライン主体に移るなど、結成当時に想定した方向性からの変化が求められている。だが、『誰かのために貢献する』という軸はぶれておらず、グループのミッションをつづった歌としても捉えてもらえれば」

 「手に取ることができる人と、そうでない人とで差ができるのは本意でない。世界中の人にお届けしたい」と、無料でのオンライン配信を決めた。ツイッターのダイレクトメール受け付けを開放し、希望者全員に楽曲データを進呈する。2月28日、同施設で行うリリースイベントのライブ配信も予定する。