福井経済新聞の2020年年間ページビュー(PV)ランキング1位は、福井の地酒「黒龍」と漫画家・荒木飛呂彦さんのコラボ商品を報じた記事だった。
9月4日、福井市の繁華街「片町」にオープンした80年代バー「レッツゴーヤング」(9位)。ビンテージ品のジュークボックスが呼び物
ランキングは1月1日から12月10日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 福井の地酒「黒龍」と「ジョジョ」荒木飛呂彦さんコラボ 酒米に県産新種「さかほまれ」(4/19)
2. 福井の若手和紙職人、3日間限定ネットショップ開設へ 産地春例祭の規模縮小受け(4/14)
3. 福井のIT技術者が「時間割ガチャ」公開 県教委制作の学習支援動画リストなど基に(4/15)
4. 福井の情報誌、コロナ禍受け臨時休刊へ 無料配布紙で「おこもり生活」支援(4/20)
5. 福井舞台の短編映画、動画サイトに コロナ禍受け、「福井への恩返しに」と監督(4/6)
6. 「恐竜王国」ランドセル、試着配送サービス開始 福井の専門店、外出自粛に応え(4/13)
7. 福井の地酒「黒龍」に干支限定商品 「心と心を結ぶ存在に」願い込め(12/7)
8. 福井県がテークアウト・宅配検索サイト 地元誌とコラボ、中食需要掘り起こし(3/31)
9. 福井に80年代バー「レッツゴーヤング」 ジュークボックス呼び物に(9/4)
10. 福井駅西の勝木書店、60年の歴史に幕 駅周辺再開発事業で(8/30)
1位は、福井県農業試験場が福井県酒造組合などと共に約9年かけて開発した大吟醸酒向け酒米「さかほまれ」を100%使用した限定品。漫画「ジョジョの奇妙な冒険」などの作者として知られる荒木飛呂彦さんがラベルや化粧箱のイラストを描いた。
コロナ禍を乗り越えようと始まったサービス、オンラインイベントなど、新たな取り組みに関する記事もランクインした。越前和紙産地の若手職人らが手掛ける期間限定オンラインショップ(2位)は、春の例大祭が規模縮小となったことを受けて開店。12月30日~2021年1月3日、福袋販売をメインに再びオープンする。
北陸新幹線敦賀延伸を見据え、県内ではJR福井駅周辺などで市街地の再開発事業が進む。福井駅西で60年にわたり営業を続けた書店の閉店(10位)も再開発計画に伴うもので、記事配信後のSNSでのシェアもPVを押し上げた。
そのほか、11位に福井発の眼鏡が「眼鏡業界のアカデミー賞」受賞、15位に福井の伝統工芸アイドル「さくらいと」新曲、16位に福井・鯖江が舞台の「レシート漫画」、20位に福井出身「MAGO」さんのギャラリーオープンなどのニュースが続いた。