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大きな声援、手元のスマホから コロナ禍受け、福井のアイドル運営チームが新システム

7月5日、イベントスペース「aキューブ」(福井県あわら市)でのライブの様子。「当日のライブは声援禁止の運用だったが、システム導入で活気あふれるライブとなった」という(画面右上はアプリ操作画面)

7月5日、イベントスペース「aキューブ」(福井県あわら市)でのライブの様子。「当日のライブは声援禁止の運用だったが、システム導入で活気あふれるライブとなった」という(画面右上はアプリ操作画面)

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 福井のアイドル「アミーガス」「せのしすたぁ」プロデューサー・森永康之さんを中心とするチームが7月上旬、リモートサンプリングシステム「Ota Call(仮称)」を発表した。

休校となった小学校校舎からの配信ライブなど、新たな取り組みを展開しているアミーガス

 「ウィズコロナ時代」のエンターテインメントシーンを見据えた声援・歓声送出システム。ライブハウスなどでの公演時、新型コロナウイルス対策として着席や声出し制限などが行われる現状を受け、「演者に声援を送りたい」「騒いで気持ちを発散したい」などアイドルファンの要請に応えたいと製作を進めたという。

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 開発に当たったエンジニアは「これまでも音声を録音して再生するスマホアプリは存在したが、大音量が出せないためステージに全く届かないという課題があった。本システムはPAシステムと同等の出力を持つ装置をリモート操作する仕組みで、演者との相互コミュニケーションが可能となる」と説明する。

 システムはブラウザ上で動作するウェブアプリ、Wi-Fiルーター、サーバープログラムが動作するパソコンなどで構成。観客は手元のスマートフォンやタブレット端末を使って指定のURLにアクセスし、声援や歓声などをリアルタイムでステージに届ける。声援は設定変更ができ、会場に訪れた観客の音声をあらかじめサンプリングして大音量で送出することもできる。

 開発エンジニアは「『演奏しても無反応』『コールアンドレスポンスができない』など、アーティストサイドの不安にも応えた。汎用性や自由度の高さなどを生かし、今後のライブに活用していきたい」と話し、導入に関心を寄せるアイドル運営チームや、イベント業者へのシステム販売も行う予定という。

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