福井経済新聞の2020年上半期ページビュー(以下、PV)ランキング1位は、福井の地酒「黒龍」と「ジョジョ」荒木飛呂彦さんのコラボを報じた記事だった。
営業最終日の「響のホール」。1階にあったカフェがフリースペース「HIBIKI SPACE」として開放される
ランキングは1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位は以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 福井の地酒「黒龍」と「ジョジョ」荒木飛呂彦さんコラボ 酒米に県産新種「さかほまれ」(4/19)
2. 明治が「レシート漫画」サイト 漫画家・石塚真一さん、福井を舞台に描き下ろし(2/8)
3. 福井の若手和紙職人、3日間限定ネットショップ開設へ 産地春例祭の規模縮小受け(4/14)
4. 福井駅西で「ミカン食べ放題ライブ」 地元7組出演、会場内に路上ライブ再現(1/10)
5. 福井の企業が「完全遮光」スクリーン 1級建築士向けサイトで独占販売(1/28)
6. 福井舞台の短編映画、動画サイトに コロナ禍受け、「福井への恩返しに」と監督(4/6)
7. 福井のIT技術者が「時間割ガチャ」公開 県教委制作の学習支援動画リストなど基に(4/15)
8. 福井県がテークアウト・宅配検索サイト 地元誌とコラボ、中食需要掘り起こし(3/31)
9. 福井駅西「響のホール」閉館へ まちなか再開発事業受け、16年の歴史に幕(4/29)
10. 福井の情報誌、コロナ禍受け臨時休刊へ 無料配布紙で「おこもり生活」支援(4/20)
1位は、福井県農業試験場が福井県酒造組合などと共に約9年かけて開発した大吟醸酒向け酒米「さかほまれ」を100%使用した、黒龍酒造(永平寺町)の限定商品「黒龍 純米大吟醸×荒木飛呂彦」。ラベルや化粧箱のイラストを、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」などの作者として知られる荒木さんが手掛けた。
新型コロナ禍関連の記事も多数ランクインした。3位は、越前和紙の若手職人らによる3日間限定のネットショップ。紙すきの神をまつる岡太(おかもと)神社・大瀧神社(越前市)の春例祭が規模縮小になったことを受けて企画され、期間中421件の注文があった。実行委員によると、夏か秋に第2弾の開催を予定しているという。
9位は、福井市中心部にあるホールの閉館を報じた記事。北陸新幹線福井駅開業に向けた西口地域の再開発に伴い、6月30日、多くのファンに惜しまれながら16年の歴史に幕を下ろした。同館の取り壊しは秋以降の予定で、それまでは1階をフリースペース「HIBIKI SPACE」として開放する。スペースは飲食物持ち込み可能で、無料で使える電源とWi-Fiも備える。問い合わせは、まちづくり福井(TEL 0776-30-0330)まで。
ランク外には、12位に「恐竜王国福井」にちなんだランドセルの試着配送サービス、14位に女子フットサル「福井丸岡RUCK」の新ユニホーム発表、15位に福井出身の元AKB・長久玲奈さん初写真集、18位に備蓄燃料としても使えるウッドキャンドル、20位に売り上げの一部を医療現場への寄付に充てる「限定応援酒」の記事などが続いた。