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福井・鯖江の眼鏡会社が新モデル 独自機構搭載、ウエアラブル機器着脱容易に

小型ディスプレー装着時のイメージ

小型ディスプレー装着時のイメージ

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 福井県鯖江市の眼鏡企画販売「ボストンクラブ」(鯖江市三六町)が2月中旬、眼鏡フレーム「np-002」の販売を始めた。

カラーバリエーションは、ブラック×マットブラック、マットブラック×マットブラック、クリアグレー×マットクリアグレー、クリアブルー×マットブラックの計4種

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 各種ウエアラブル機器の装着を想定した商品で、2017(平成29)年に発表した「np-001」に続くモデル。両方のテンプル(=つる)に特許出願済みの着脱機構「neoplug(ネオプラグ)」を設け、視線解析や脳波測定の計測デバイス、小型ディスプレーなどの機器を容易に装着できるようにした。

 ハイカーブタイプのメンズ向け商品。素材は、フロントおよびテンプル=グリルアミド、モダン(=テンプル先端部)=エラストマー、パッド(=鼻当て)=シリコン。掛けたときのフィット感を追求した作りで、モダンとパッドは頭部の形状に合わせて調整できるようにした。視力や用途に応じたレンズを選ぶことで、通常の眼鏡フレームと同様の使い方ができる。

 小松原一身社長は「頭部の大きさや形、目や耳の位置、顔の印象に影響を与えるフレームデザインなど、眼鏡フレームを構成する要素は多岐にわたる。デバイスメーカーと、当社のような眼鏡企画会社がそれぞれ強みを生かすことで、眼鏡型ウエアラブル機器の普及がいっそう進むのでは」と話す。

 同社はネオプラグの「標準規格化」を目標に掲げ、寸法などの仕様を公開している。小松原社長は「眼鏡型ウエアラブル機器の装着はあくまで一例。3Dプリンターなどでアタッチメントを作ればアクセサリーやキャラクター商品などを付けることもできる。私たちの想像を超えた面白いアイデアが出てきそう」と期待を込める。

 価格は1万8,000円(税抜き)。

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