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福井・坂井の企業、県産地鶏「福地鶏」ウェブ販売 初の一般向け流通、県外浸透狙う

親子丼の調理例

親子丼の調理例

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 福井県坂井市で農畜産を手掛ける「テトテヲ」(坂井市三国町)が3月1日、福井県産地鶏「福地鶏(ふくじどり)」のウェブ通販を始めた。

「スーパーマーケット・トレードショー」の試食ブースでの様子(福井経済新聞)

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 福地鶏は福井県畜産試験場が3年掛かりで開発し、2017(平成29)年に流通が始まったニワトリ。産卵能力が高い「ウエミチレッド」と、卵肉兼用で肉質の良い「岡崎おうはん」とを掛け合わせた。肉についてはこれまで飲食店向けのみの流通で、「福地鶏の飼育を手掛ける事業者として、一般の方への浸透を図るきっかけになれば」(同社スタッフ)と通信販売を決めた。

 自社畜産農場で平飼いする福地鶏を一口サイズに加工し、スチーム加熱済みのパック包装にした。2月に幕張メッセ(千葉市美浜区)での展示会「スーパーマーケット・トレードショー 2020」に出展したところ、「歯応えがありおいしい」「酒のつまみに最適」などの感想が寄せられたという。

 同社によると、福地鶏の県外流通も視野に入れた通信販売は県内初。スタッフは「焼き鳥、照り焼き、親子丼など購入者の好みに応じて調理できるよう、味付けしていない商品にした。硬すぎず適度な弾力があり、かめばかむほどうま味が出てくるジューシーな福地鶏を楽しんでもらえれば」と話す。

 200グラム入り。1,000円(税・送料別)。

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