福井県内の企業が参加する「新商品・新サービス合同プレス発表会」が9月24日、福井商工会議所(福井市西木田2)で行われた。
日本ダムが開発した獣害防止商品「イノ用心」を取材する仁愛女子短大の学生たち
同会議所の会員事業所などを対象に、プレゼンテーションスキルの向上、マスコミ各社との人脈づくり、異業種交流などに役立ててもらえればと、同会議所会員サービス課が企画した。発表会は年4回行っており、今回で34回目。
発表会には、転職サイト運営「アートエイジ」(八重巻町)、資産運用塾運営「エスケープランニング」(勝見3)、宝飾品卸売「ジュエリー土屋」(大手3)、不動産・駐車場管理「日本システムバンク」(中央3)、プリントネーム製造「日本ダム」(清水杉谷町)、NPO法人「みらい就労支援機構」(新田塚1)の計6社が参加した。
プログラムは、第1部=参加各社によるプレゼンテーション、第2部=交流会の2部構成。プレゼンテーションは1社当たり5分の持ち時間で行い、各社の担当者がスライドや商品の実物などを交えて新商品・新サービスの特徴をPRした。
コイン駐車場事業を展開する日本システムバンクは、駐車場検索・決済アプリ「SmooPA(スムーパ)」を紹介した。野坂信嘉社長は「35都道府県・2500カ所以上で利用でき、クレジットカードやアップルペイなどでキャッシュレス決済可能。利用者から『雨天時に精算機を操作せずにすむのが快適』などの声が寄せられている」と説明した。
発表会は見学無料で、会場には企業ブースを取材する学生の姿もあった。企業の情報発信についてゼミで研究しているという牧野美佑さん(仁愛女子短大2年)は「各社のプレゼンテーションを聞きながら質問事項をまとめて取材に当たった。みらい就労支援機構の『日本語講師派遣事業』の取材では、講師がゴミの分別など生活指導も行っているという話が印象に残った」と振り返った。
次回は12月13日開催予定。同会議所では現在、参加企業を募集している。出展は8社まで。11月29日締め切り。