ものづくり体感イベント「RENEW 2019」が10月12日~14日、鯖江市・越前市・越前町で行われる。
「福井移住EXPO」では、伝統工芸産地に特化した合同就職説明会「産地合説 2019」の紹介を兼ねたトークイベントを開催。説明会は12月21日~23日を予定する
福井県内で伝統的工芸品の製造販売に関わる事業者、デザインスタジオ、業界団体関係者など有志でつくる実行委員会が企画した。「来たれ若人、ものづくりのまちへ」をテーマに掲げ、ものづくりの現場を一般に公開して職人たちの手仕事を間近で見られる機会を創出する。開催は今年で5回目。昨年は3日間で延べ3万8000人を動員した。
9月13日は福井ものづくりキャンパス(越前市瓜生町)で、実行委員長の谷口康彦さん、副実行委員長の内田徹さん・瀧英晃さん、事務局の新山直広さん、各産地のリーダーらが、イベント概要や開催に向けての意気込みなどを話した。
新山さんは「ものづくりの魅力を伝え、産地のファンを増やすこと」「次世代が働きたいと思える、持続可能な社会を実現すること」など、「RENEW 5カ条」の下で運営を続けてきたと解説。工房ショップ11店の新規開業があったことや、県内外から6人の新規雇用が生まれたことなど、過去4年間の実績も紹介した。
プログラムは、工場見学、ワークショップ、ショップの3軸で展開。漆器の吹き付け塗装を手掛ける「丸廣意匠」(鯖江市)、越前箪笥(たんす)製造「指物屋 上坂」(越前市)、越前焼工房「豊彩窯」(越前町)など新規11社を含む76社が参加する。うち約35社がそれぞれ趣向を凝らしたワークショップを用意する。
会期に合わせ、全国から出展者が集まるショップ型博覧会「まち/ひと/しごと -Localism Expo Fukui」(10月11日~14日)、移住やまちづくりに関心を寄せる人を対象にした「福井移住EXPO」(同12日)、オリジナル紙製眼鏡を掛けてラグビーW杯日本戦を応援する「Mega & Rug Night」(同13日)、和紙職人との交歓会「Washiらの宴」(同13日)なども行う。
入場無料(一部イベントは有料・事前申し込み制)。