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福井の老舗ちょうちん店、工芸体験開設 「観光名所はんこでおしゃれに絵付けを」

ちょうちんの完成イメージ

ちょうちんの完成イメージ

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 福井県坂井市のちょうちん製造「三国提灯(ちょうちん) いとや」(坂井市三国町北本町)が12月20日、「三国提灯づくり体験」を始めた。

製作に取り組む小島さん。「若い世代に『ちょうちんってすごい』『ちょうちん作りに携わりたい』などと思ってもらえるような店づくりを」と話す

 1791年創業の同店が手掛ける工芸体験の新コース。越前和紙への絵付け、竹ひご掛け、のり付け、和紙貼りなど、約2時間でちょうちんの製作工程を体験できる。仕上がりサイズは、直径15センチ、高さ26センチ。一般に「小田原ちょうちん」と呼ばれるちょうちんで、光源としてLEDミニライトが付属する。

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 同店は2017年3月、カフェを併設する体験施設「三国提灯 いとや工房」をオープンしたのを機に観光客などの受け入れに力を入れる。3代目のちょうちん職人・小島まりやさんは「絵を描くのが苦手というお客さまの声を受け、簡単におしゃれに絵付けできるようオリジナルのはんこを用意したコースを設けた」と話す。

 はんこは32種類。越前市在住のデザイナーが協力し、東尋坊、雄島、越前がに、一乗谷朝倉氏遺跡、越前和紙、越前漆器など福井の名所や名産品を図案化した。「イメージした以上のおしゃれな原画を描いていただき、思わず押したくなるようなはんこをそろえることができた」

 小島さんによると、ちょうちん製造は分業制を取ることが多く、県内で一貫製造を行うのは同店を含め数軒という。「福井の名所をあしらった越前和紙のちょうちん製作はこの土地ならではの体験で、インバウンドなどの増加につながれば。やりたいことはまだまだあり、ちょうちん文化を守るためにも新たな取り組みを続けていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~16時。料金は1個3,500円。水曜定休。