越前市出身のシンガー・ソングライターせりかなさんの「せりかな活動5周年感謝祭ライブ in Fukui」が5月26日、田原町駅(福井市田原1)東側の多目的スペース「田原町ミューズ」で行われた。
荒巻さんや、福井在住のギタリスト山崎豊さんらを交えて展開した5周年ライブ。荒巻さんは10月5日、福井フェニックス・プラザで2000人動員を目標に単独ライブを行う
せりかなさんは武生高、筑波大を経てリクルートに入社し、退職を機に音楽活動を始めた経歴を持つ。現在は東京を拠点に活動し、音楽フェス「サマーソニック」「音霊(おとだま)」など出演歴を重ねる一方で、あわら市の「越前あわら観光大使」を務めるなど福井でのライブ活動などにも精力的に取り組む。
今回は、越前町で行われた「越前陶芸まつり」のステージ出演を終えて会場入り。福井を拠点に活動するシンガー・荒巻勇仁さんのオープニングアクトに続き登場し、1曲目「brave new world」の歌声を会場内に響かせると、会場に詰め掛けた約50人の観客から一斉に手拍子が起こった。
ライブはトレードマークである「地球ギター」のガッツあふれる音色とともに展開。会社員時代の葛藤をテーマにした「who am I?」、せりかなさんの好きな福井ゆかりの歌人・俵万智さんのような「キュートな言葉をつづりたくて書いた」という「チューリップ」、「初めてギターを弾けるようになった時の思い出の曲」というカバー曲などを演奏した。
荒巻さんとのコラボレーションなども含め全14曲を披露したせりかなさん。「何を歌おうか迷った時期や、歌う理由が分からなくなった時期もあった」と5年間を振り返り、「今日まで支えてくださった方には感謝の思いでいっぱい。これからも、誰かのそばに寄り添えるような歌を一曲でも多く作っていきたい」と決意を新たにした。
せりかなさんは7月7日、福井駅西の「ハピテラス」(中央1)で行われる音楽イベント「hometown FES 2019」でライブペインティングに挑む。同月、公式ユーチューブチャンネルで新作ミュージックビデオ公開も予定する。