イラスト展「おまり『緑の庭の子どもたち』イラスト原画展 =卒業編=」が6月13日、福井市美術館(福井市下馬3)講堂で始まる。
「fu」連載エッセーなどを収録した、宮下さんのエッセー集「緑の庭で寝ころんで」
福井県勝山市在住のイラストレーター森石おまりさんによる展覧会。本屋大賞受賞作「羊と鋼の森」などで知られる作家・宮下奈都さん(福井市在住)のエッセー集「緑の庭で寝ころんで」の基となった、福井新聞折り込み情報誌「月刊fu(ふう)」連載エッセー「緑の庭の子どもたち」約6年分の挿絵を展示する。
原画展は昨春に続き2回目。その後に発表した新作も含め、顔料ペンや色鉛筆などの画材で描いたイラスト約70点を展示する。今春、宮下さんが同誌での連載を「卒業」したことに合わせ、展覧会も「卒業」と銘打った。
開催に当たり、手描きイラストをクラフト紙に印刷したダイレクトメール(DM)も制作。DMには宮下さんの手書きメッセージも添え、森石さんは「メッセージをコピーして一枚ずつはさみで切って糊で貼った。着色も色鉛筆で一枚ずつ行っており、どれだけアナログな作業なのだ(笑)」とコメントを寄せる。
関連イベントとして6月8日15時から、福井駅西の「ハピリンホール」(福井市中央1)で「卒業記念トークセッション『緑の庭の子どもたち』をめぐるあれこれ」を行う。宮下さん、森石さん、担当編集者が登壇し、JPIC読書アドバイザークラブ福井支部メンバーによるエッセーの朗読も予定する。参加費500円。定員150人。5月25日締め切り。申し込み同支部・梅田さん(etsuyo.solan@gmail.com)まで。
開館時間は9時~17時15分(入館は30分前まで)。入場無料。6月16日まで。