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福井で芸術祭受賞作「ライトな兄弟」上演へ 地元出身ダンサー「カラフルな舞台楽しんで」

「ライトな兄弟」の一場面。中央が藤田さん ©松本和幸

「ライトな兄弟」の一場面。中央が藤田さん ©松本和幸

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 福井駅東口にある福井県県民ホール(福井市手寄1)で2019年3月9日・10日、舞台「ライトな兄弟」が上演される。

藤田善宏さんと村田正樹さんによるユニット「ニヴァンテ」 ©藤堂正寛

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 ダンサー、振付家、デザイナーなどとして活動する藤田善宏さん(福井市出身)が作・演出を手掛ける同作品。2017年に関内ホール(横浜市中区)で初演され、2017年度文化庁芸術祭の舞踊部門新人賞を受賞した。

 ライト兄弟に憧れる架空の「ライトな兄弟」を主人公にしたストーリー。藤田さんのほか、藤田さんとパフォーマンスユニット「ニヴァンテ」を組むタップダンサー・村田正樹さん(宮城県出身)、ダンサー、俳優、ドラマーら計8人が出演し、カラーブロックやそろばんなどの小道具も交えたステージを展開する。

 福井公演は、県内のダンス関係者、藤田さんの同級生、音楽・舞台関係者らでつくる実行委員会が企画した。呼び掛け人の森瀬明さん(福井市在住)は「藤田さんは福井国体・障スポ(=全国障害者スポーツ大会)公式ダンス『はぴねすダンス』の生みの親。国体や障スポの余韻が冷めないタイミングで福井公演を実現したいと考え委員会を立ち上げた」と話す。

 藤田さんはユーチューブに公開したビデオメッセージで「国体や障スポの開会式で、2000人以上の人たちとダンスを踊ったことを鮮明に覚えている」と振り返り、「いろいろなジャンルで活動する8人が繰り広げる、夢に向かって走る人たちの話。カラフルな舞台で、子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで3世代が楽しめる」と作品の見どころを話す。

 委員会は12月27日まで、クラウドファンディングでの寄付も募る。目標額は80万円。コースは、5,000円~10万円の計9コース。返礼品として、優先観覧席、サイン入りTシャツ付きバックステージツアーなどを用意する。

 チケットは、今年12月16日の「福井しあわせ元気国体・障スポ2018 感謝イベント『はぴりゅうフェスタ2018 inサンドーム福井』」で先行販売を予定。2019年1月11日、同ホールや県内プレイガイドなどで一般販売を始める。

 開演は、9日=18時、10日=14時。料金は、前売り=一般3,000円、中高生2,000円、4歳~小学生1,000円(3歳以下の入場不可)。

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