福井県越前市に9月21日、「スターバックス コーヒー 武生中央公園店」(越前市高瀬2)がオープンする。
北陸初展開の「スターバックス ナイトロ コールドブリュー コーヒー」は通年販売。バリスタが専用タップからグラスに注ぐ
店舗面積は60坪。客席数は、店内=57席、テラス=28席。内外装に木製サッシなど木を多用し、店内天井部分に越前和紙を用いるなど福井産の素材も取り入れた。越前市による同公園飲食施設出店公募に応じた「スターバックス コーヒー ジャパン」(東京都品川区)が、北陸エリアで2番目、県内で初の公園店舗として「つなぐ」をキーワードに開店する。
公衆Wi-Fiサービスを完備し、一部客席には電源も備える。水出しコーヒーに窒素ガスを注入し滑らかな舌触りに仕上げた「スターバックス ナイトロ コールドブリュー コーヒー」(ショート=税抜き480円、トール=同520円)も北陸エリアで初展開する。
同20日には内覧会が行われ、店舗を訪れた奈良俊幸越前市長は「昨年8月に公園を刷新したが、夏場の暑さなどをしのげる場が十分でなく飲食施設を公募した。設計に当たり、越前和紙を取り入れるなど街にマッチした内装にしていただけたのがうれしい」と話した。
同市出身で、同社デザイナーの山本太一さんが店舗デザインを手掛けた。山本さんは「公園から徒歩15分ほどの場所に実家があり、少年野球や『たけふ菊人形』など子ども時代の思い出が詰まった場所。自分が関わった店がオープンするとは思ってもみなかった。帰省の折には一人の客として訪れることができれば」と笑顔を見せる。
同公園は、今年5月に亡くなった同市出身の絵本作家かこさとしさんの監修でリニューアルし、かこさんの代表作にちなんだ遊具広場「だるまちゃん広場」などを設ける。同社店舗開発統括執行役員の松村壱仁さんは「すてきな場所をいただいてオープンできることに感謝。生き生きとしたサービスを市民の皆さんに提供できるよう、店舗スタッフをサポートしていきたい」と話す。
営業時間は8時~21時。