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福井で地域医療交流イベント、訪問看護師らが企画 「生きるを伝える写真展」も

会期中、加藤さん(左から2番目)などが日替わりで相談に応じる

会期中、加藤さん(左から2番目)などが日替わりで相談に応じる

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 福井大学医学部付属病院(永平寺町)内のスペース「患者・家族サロン やわらぎ」で7月17日から、地域医療交流イベント「サロン de トーク」が行われる。

福井大学医学部付属病院B棟1階にある「やわらぎ」。大手カフェチェーンの店舗に隣接する

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 高齢化社会の進行を背景に国が構築を進める「地域包括ケアシステム」への理解や、在宅ケアについての知識などを深めてもらおうと、福井市在住の訪問看護師・加藤瑞穂さんが県内の医療関係者などに呼び掛けて準備を進めた。

 同病院が「患者やその家族、友人、医療関係者などが互いに心をつなぐサロン」を掲げ開放するスペースを会場に展開する。イベント期間中、同病院の医師や看護師のほか、外部の訪問看護師、保健師、認定心理士などが日替わりで常駐し、医療や介護などの相談に応じる。

 期間中、がんや脱毛症などで毛髪を失った境遇にいる女性やその家族のポートレートを展示する「生きるを伝える写真展 mini」を行う。17日15時から、「乳がんサバイバー」で同写真展発起人の高橋絵麻さん(坂井市在住)と、福井市を拠点に活動するフォトグラファー「Eito Mars」さんによる集合写真撮影会も予定する。

 加藤さんは「地域と病院をもっとつなぎたいという個人的な思いを周囲の人たちが支えてくれた。病気の有る無しにかかわらずさまざまな立場の方に来場いただき、患者と医療者という垣根をこえた温かな交流が生まれる場となれば」と期待を込める。

 開場時間は9時~16時。入場無料。7月23日まで。

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