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福井・坂井で「生きるを伝える写真展」 被写体15組が「ありのままの美しさ」伝える

福井・坂井で「生きるを伝える写真展」 被写体15組が「ありのままの美しさ」伝える

「告知を機に『やりたいことをやって生きよう』と考えを振り切った」と話す高橋さん

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 福井県坂井市にあるヨガスタジオ「リビングスペース・アタ」(坂井市春江町江留下)で5月26日、「生きるを伝える写真展」が始まった。

天井からつるした飾り。「ストレートなメッセージをポップなデザインに託した」という

 同市在住で「乳がんサバイバー」として県内外で講演会などの活動を行うヨガインストラクターの高橋絵麻さんが立案した同展。がん治療で毛髪を失った自らの経験を基に、がんや脱毛症などで同じ境遇にいる女性やその家族、計15組の写真を展示する。

 福井市を拠点に活動するフォトグラファー「Eito Mars」さんがポートレートを撮影した。撮影に応じたのは県内外在住の20代~40代で、キャプションに「自分の胸に関心を持ってほしい」「髪が無くても女性らしさは失われない」「笑顔の写真で『がんはつらいことばかりではない』と伝えたかった」などのメッセージを記した。

 高橋さんは2015年5月、2人目の子どもの妊娠時に右乳房に異常を感じ、同年10月に乳がんステージ3aと診断された。翌年5月の全摘出術に向けて抗がん剤治療を続ける間に髪が抜け落ち、「心身の苦しさに耐えられず何もかもスッキリできれば」とスキンヘッドにしてしまった。ウィッグを購入したものの、薬の副作用による頭痛で長時間の着用は難しかったという。

 周囲にがんを公表することを決め、「妊娠授乳期の乳がんを見逃す人が1人でも少なくなれば」と、手術までの約半年間「しこり触ってねキャンペーン」と題した活動を行った。「手術で乳房は失ったが、ありのまま生きることの美しさは伝え続けたいと考えた。『人生を楽しむ術(すべ)を共有しよう』という思いを込め、写真展の企画を立てた」と振り返る。

 「写真展を福井から全国へ」というメッセージを掲げ、設営にかかる経費などに充てようとクラウドファンディングで募金を呼び掛けた。募金総額は約238万円で、すでに神奈川県、福岡県、北海道などでの開催が決まっているという。

 現在も再発を防ぐための治療を続けているという高橋さん。「全国の学校でがん教育が浸透しつつあると聞く。予防というアプローチとは別に、『告知された後にどう前向きに生きていくか』という教育につながればうれしい。男性や家族連れにも見ていただければ」と話す。

 関連イベントとして6月2日10時から、同スタジオ前広場で「アタマルシェ」を行う。総菜店「kuma Deliキッチン」(福井市)や、オリーブオイル専門店「deww」(同)など計13店が出展するほか、Eito Marsさんによる写真撮影会も行う。入場無料(写真撮影会は1組3,000円)。

 開催時間は10時~16時。入場無料。6月10日まで。

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