12月10日、2018年「福井しあわせ元気国体・障スポ(障害者スポーツ大会)」の融合プロモーションビデオ(以下、PV)が公開された。
県立アーチェリーセンター(合谷町)でのワンシーン。植村美義さん(手前)と久原千夏さん(奥)
開催まで300日を切った同国体・障スポへの関心を高めようと、同実行委員会と県内の映像制作会社が共同で制作。「国体・障スポ双方の参加者の交流と心のバリアフリーの促進」(実行委員会担当者)をテーマに、7月から11月に掛けて企画・撮影・編集などの作業を進めた。
PVは約4分で、バドミントン「スーパーシリーズファイナル」女子シングルス優勝の山口茜さん、アテネパラリンピック金メダリストの高田稔浩さんら福井ゆかりのアスリートや、映画「チア☆ダン」のモデルになった福井商業高(福井市乾徳4)チアリーダー部「JETS」、県内のダンス愛好家、障がい者ダンスチームなどが出演している。
「他県の障スポでも障がい者スポーツに焦点を当てたビデオ制作事例はあったが、健常者と障がい者が試合で共に戦ったり、互いに手を取り合ったりするような『融合型』の作品は無かったのでは」と担当者。
9日には、サンドーム福井(越前市瓜生町)での開催告知イベント「はぴりゅうフェスタ2017 in サンドーム福井」会場の大型スクリーンでも披露され、「皆じっとスクリーンに見入り、中には涙を流して見ている人もいたほど」の反響があったという。
実行委員会では2018年1月下旬以降、各種学校や公民館などへPVを収録したDVDの配布を予定する。
実行委員会のユーチューブチャンネルで閲覧できる。