JR福井駅東の複合施設「AOSSA」(福井市手寄1)6階レクリエーションルームAで10月29日、「PCNこどもプロコン 2016夏」表彰式が行われる。
1次審査通過作より。中学2年生がVisual C++で制作したゲーム「Attack on the Tower」
「こどもプロコン」は2014年から毎年夏と冬に行われているコンテストで、今回で5回目。福井県内のIT企業有志でつくる団体「プログラミング クラブ ネットワーク」(PCN)が、子どものプログラミング環境整備の一環として、小・中学生を対象にゲームや実用ソフトなどを公募・審査する。
今回は6月17日に募集を始め、9月11日の締め切り時点で12都府県から35作品の応募があった。「Scratch(スクラッチ)」や福井発の手のひらサイズパソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」などプログラミング学習環境を使った作品のほか、「Visual C++」「C#」「NW.js」など実務で使われる言語で開発したという力作も寄せられた。
会場は一般観覧も可能で、1次審査通過作21作品を自由に見ることができる。広報担当の原秀一さんは「募集要項に『電子工作との組み合わせも可』と明記したところ、マイコンボード『Arduino(アルデュイーノ)』とハードウエアを組み合わせた作品も届いた。バラエティーに富んだ応募作を見ていただければ」と呼び掛ける。
福井高専(鯖江市下司町)の蘆田昇名誉教授、同クラブの松田優一代表、「IchigoJam」開発者の福野泰介さんらが審査員を務め、最優秀賞など各賞を決める。当日は表彰式に先立ち、パズル作家で「てらこヘリテージ」(東京都港区)の寺﨑美保子社長を講師に迎え、子ども向けクロスワードパズル作成ワークショップも行う。事前申し込みが必要で、定員は親子5組。
開催時間は13時~。入場無料。