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「ほくりくアイドル部」がニューアルバム 福井のクリエーターによる「沸き曲」も

アルバムのジャケット(写真提供=ほくりくアイドル部)

アルバムのジャケット(写真提供=ほくりくアイドル部)

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 福井県など北陸3県で活動を展開するアイドルグループ「ほくりくアイドル部」が9月24日、ニューアルバム「3rd Season(サード・シーズン)」をリリースする。

9月上旬、福井県県民ホールで開催された「mini TIF in Hokuriku 福井」に出演した時の様子(写真提供=ほくりくアイドル部)

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 来年、デビュー10年となる同グループ3枚目のフルアルバム。新曲や初音源化の楽曲のほか、先行シングル「金石オレンジ」「ビバ・ビーバーサンバ!!」「TEDORI's memory」、新たにボーカルを追加した既発表曲「SHINING」など計16曲で構成する。

 グループは同アルバムを約10年間の活動の集大成と位置付ける。ジャケットのアートワークは結成10周年記念ロゴを盛り込んだデザインで、黒色を背景に撮影したメンバーが並ぶシックな仕上がりとした。

 福井出身のメンバーでは、同グループをマネジメントする「アンサー・エンタテインメント」北陸事業所(金沢市)が展開する福井校でレッスンを積む、敦賀市出身の林風奈さん、福井市出身の佐古真莉亜さん、渡辺萌叶さんがレコーディングに参加した。

 第8期メンバーの渡辺さんが参加した新曲「かわいいが大渋滞」は、格好良さとかわいさの同居が特徴的な楽曲。渡辺さんは「ライブでは出したことがないような低い声を盛り込んでもらった曲。スタジオで(キャプテンの松井祐香里さんに)乗りや歌い方を教えてもらいながら録音した」と振り返る。

 「大きく手を伸ばしながら歌い、鳥になったような気持ちで楽しくレコーディングできた」とも。昨春のステージデビューから約1年が経過し、「以前からクラシックバレエを習っていて、アイドルのダンスは体の使い方が全く異なり最初は戸惑った。今はバレエの癖がいい意味で抜け、アイドルっぽさに近づいてきた」と笑顔を見せる。

 第7期メンバーの佐古さんは、アルバム3曲目に収録された新曲「アチアチサマー・ビーチグラス」を印象的な曲として挙げる。「夏の終わりの訪れを表現した『エモい』楽曲。アルバム発売のタイミングにも重なる、今年の夏を振り返ることのできるような雰囲気と感じた」と話す。

 ライブで「あなたの幸せをデザインする服飾女子」と自己紹介する佐古さん。「2023年のステージデビュー当初は今より声が小さく、レッスンで『もっと声を張って』と指導を受けることも多かった。最近は先輩メンバーから『声が出るようになった』と褒めてもらえることが増え、自分なりの成長を感じる」と手応えをのぞかせる。

 アルバムの冒頭を飾る「青春謳歌(おうか)」は、かねてライブで披露されてきた楽曲。ダンスのフォーメーションでセンターを務める第6期メンバーの林さんにとって、「言葉では表せないほどの思い入れがある1曲」という。

 「(2024年3月の)7周年記念感謝祭でも1曲目だった曲で、『ようやくCD化された』という思いが込み上げている」と林さん。フルアルバムへの参加は前作に続いて2枚目で、「今回も私の持っている表現力を存分に発揮してレコーディングに臨んだ。特に新曲の『カラフル』は熱を込めて楽しく歌えたので、その様子をCDから感じてもらえれば」と呼びかける。

 今回のアルバムでは、福井市在住の音楽プロデューサー・久保顕理さんも楽曲制作に関わった。携わった3曲のうち「かわいいが大渋滞」は、作曲・編曲に加え、同グループのプロデューサー・中新賢人さんと詞を共作。グループメンバーによる「アイドルコール」も盛り込んだアッパーチューンに仕上げた。

 久保さんは「『ライブでフロアが抜けるくらい盛り上がる曲を』というリクエストを受け、私の持つアイドル曲の引き出しを総動員させて制作に臨んだ。2番のAメロやBメロを1番とは全然違うように作ったり、言葉のリズム感や雰囲気を重視した歌詞にしたりと、目まぐるしい展開を意識しながらライブアイドルど真ん中の『沸き曲』を目指した」と明かす。

 グループは9月28日、福井駅西のハピリンホール(中央1)で開催される定期公演でアルバムに収録された新曲の初披露を予定する。

 アルバムの価格は4,400円。定期公演会場でも販売する。

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