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北陸新幹線延伸開業ダイヤ明らかに ハピラインふくい開業ダイヤ概要発表も

北陸新幹線福井駅プラットホームの駅名標。ホームは1面2線の構造

北陸新幹線福井駅プラットホームの駅名標。ホームは1面2線の構造

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 JR西日本が12月15日、北陸新幹線延伸開業を含む来年3月16日の改正ダイヤを発表した。

福井県庁近くに掲げられた、ハピラインふくい開業日を知らせる看板

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 金沢~敦賀間を延伸開業する北陸新幹線は、「かがやき」が1日9往復、「はくたか」が同5往復、それぞれ東京~敦賀間を直通する。最速達列車での所要時間は、東京~芦原温泉、東京~福井=各2時間51分、東京~敦賀=3時間8分で、現在の北陸新幹線利用時に比べ、それぞれ28分、36分、50分短縮される。

 「かがやき」9往復のうち4往復は、越前たけふ、芦原温泉、いずれかに停車するダイヤとした。東京行き「かがやき」の各駅発車時刻は次の通り(カッコ内は東京駅到着時刻)。越前たけふ=6時23分(9時32分)、20時23分(23時32分)、芦原温泉=8時41分(11時36分)、15時31分(18時28分)。

 北陸エリア内を走る「つるぎ」は、敦賀駅で特急「サンダーバード」「しらさぎ」と接続する列車を、富山~敦賀間で同18往復、金沢~敦賀間で同7往復、それぞれ運行する。うち、県内全駅に停車するのは16往復。通勤・通学用途や、首都圏からの「かがやき」乗り継ぎなどを想定した「つるぎ」も朝夜時間帯に同5本運行する。

 北陸新幹線延伸開業に合わせ、JR西日本から北陸本線敦賀~大聖寺間を引き継いで旅客営業を始める鉄道会社「ハピラインふくい」も同日、開業時ダイヤの概要を明らかにした。

 ダイヤには、開業前との比較で約30本増となる1日131本の運行、敦賀~福井間の快速列車運行、昼間帯のパターンダイヤ導入、福井駅発最終列車の発車時刻繰り下げ、IRいしかわ鉄道線との相互直通運転などを盛り込んだ。

 快速列車は朝夕時間帯を中心に同9本を運転し、約40分で両駅間を結ぶ。パターンダイヤは毎時概ね一定時刻に駅を発着するダイヤで、9時~15時台を中心に導入し旅客の利便性を高める。福井発最終列車の発車時刻は、敦賀行き=23時22分、芦原温泉行き=23時31分で、それぞれこれまでより7分、25分繰り下げた。

 IRいしかわ鉄道線との相互直通運転は、ハピラインふくい線列車が金沢駅まで、IRいしかわ鉄道線が福井駅まで、それぞれ乗り入れ、福井・石川両県をまたがる利用客の利便性を確保する。

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