福井市の「横井チョコレート」(高柳1)が11月30日、新商品「YOKOI チョコラスク」の販売を始めた。
「繊維王国福井」にちなんだ新商品「シルクチョコ」の販売も開始。「代用油脂を使わず、滑らかな食感と口溶けの良さを実現した」(川端さん)という
チョコレート専門店が手がけるチョコ菓子の新商品。「チョコレートは温度管理に気を使う」「若い人も買いたくなるようなおしゃれなパッケージがあるとうれしい」など、かねて同社に寄せられていた客の声を基に、約1年かけて販売にこぎ着けた。
「カカオの香りや、滑らかな食感が楽しめる」(広報担当の川端茉名美さん)製菓用チョコレート「クーベルチュールチョコ」を独自にブレンドするという同社。これまで、主としてスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに向けた商品開発を行っていたが、来春の北陸新幹線延伸開業も見据えて土産物市場を視野に入れたチョコラスクを作ったという。
「一般的なチョコラスクのようにチョコレートをコーティングするのでなく、チョコレートを染み込ませるような製法とした。クーベルチュールチョコは一般的な板チョコなどに比べ融点が低いとされ、持ち運びの利便性を高めようとこの製法を採用した」と川端さん。ベースとなるラスクも自社生産で、福井県産の小麦「ふくこむぎ」100%使用とこだわった。
ラスクは一口サイズ7、8個の小袋入りで、3袋入り、8袋入りの2種で展開する。3袋入りは「恐竜王国福井」にちなみ、ポップな恐竜イラストをあしらった手提げ袋状のパッケージに仕上げ、恐竜の体に「FUKUI」の文字をあしらう遊び心も盛り込んだ。
川端さんは「店頭で手に取ってもらえそうな大人向けの恐竜関連商品ができた。上質なチョコレートを身近に感じてもらえるきっかけとなれば」と笑顔を見せる。
価格は、3袋入り=734円、8袋入り=1,814円。同社直売所、ネットショップ、福井県内の主要スーパーマーケット、道の駅、土産物店などで販売する。