福井市の映画館「テアトルサンク」(中央1)で10月14日、映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」特別上映会が行われる。
9月上旬、東京都内で行われた先行上映会の舞台あいさつで(撮影=岩咲滋雨)
10月6日の全国公開に合わせたイベントで、市内の企画会社「ワニプロダクション&田中光敏事務所」が企画した。同作の監督で、越前あわら観光大使、あわら湯けむり映画祭特別審査員なども務める田中光敏さんを迎え、田中さんの講演会と作品の上映を行う。
「親のお金は誰のもの」は三重県の伊勢志摩を舞台にした作品。時価6億円相当の真珠を巡るある家族の騒動を、認知症や成年後見制度の在り方などを盛り込んで描く。比嘉愛未さんと三浦翔平さんがダブル主演を務め、山崎静代さん、田中要次さん、石野真子さん、三浦友和さんらが脇を固める。
上映に先立って行う講演会では、成年後見制度の映画化の経緯や、撮影エピソードなどの紹介を予定する。過去にも田中さんを迎えたイベントを手がけた、同社のわにぶちたつこさんは「高齢社会の日本で、金額の大小に関わらず相続の話はいずれどの家にもやって来るであろう問題。仲良くあるべき家族や親族がもめないよう、相続や家族について考えるきっかけになれば」と話す。
15時開演。料金は1,500円。同館で前売り券を販売するほか、メールフォームで予約を受け付ける。