福井鉄道が4月22日、レトロ路面電車「レトラム」2023年春シーズンの運行を始める。
レトラムをあしらったキラキラカード。今後、F1000形「FUKURAM(フクラム)」、モハ200形などの配布も予定する
レトラムは独シュツットガルト市電として1965年に製造され、土佐電気鉄道(高知県)を経て、2014(平成26)年に福井鉄道へ転属した2両編成の路面電車。愛称は一般公募から、「レトロ」と路面電車を意味する「トラム」を組み合わせて名付けた。
運行日は6月4日までの土曜・日曜・祝日。ダイヤは、同社福武(ふくぶ)線たけふ新~田原町、福井駅~田原町の各区間それぞれ1日1往復ずつ。急行停車駅のみの停車で、田原町発たけふ新行きが福井駅で27分停車するなど、時間調整をしながら運行する。
運行開始に合わせて同社は、イベント来訪促進などを目的とする「ふくてつキラキラキャンペーン」を始める。同社イベントなどの参加者に車両をあしらった非売品カード(全5種)を配布するキャンペーンで、第1弾としてレトラムのカードを100枚限定で用意した。
レトラムのキラキラカードは、運行期間中、車掌が押印する日付スタンプを3個集めることで入手できる。スタンプ用紙はレトラム乗車時に車掌が希望者に配布する。