福井県内で現在、北陸新幹線福井・敦賀開業を題材にしたテレビドラマの撮影が進んでいる。
えちぜん鉄道車内での撮影の一こま。福井県公式マスコット「はぴりゅう」の左隣がMAIさん
作品は「はじめてのかがやき ~北陸新幹線福井・敦賀開業1年前記念ドラマ~」で、福井県とFBC福井放送が企画した。鉄道職員と、自身を北陸新幹線と名乗る少女が県内各地を訪れ、地元の人たちと開業への期待を膨らませる「脱力系ハートフルコメディー」で、テレビドラマ「美食探偵 明智五郎」などを手がけた本多繁勝さんが監督を務める。
主人公の「道尾ススム」を俳優の本田響矢さん(福井出身)、擬人化した北陸新幹線「かがやき」をAKB48チーム8、同4メンバーの坂川陽香さん(同)がそれぞれ演じる。ゲストとして、大和田伸也さん、津田寛治さん、高橋愛さん、瀬戸弘司さん、みっちーさん、お笑いコンビ武者武者ら福井ゆかりの俳優やタレントが出演する。
撮影は11月24日から12月1日までの予定で、観光スポットなど県内各地で展開する。11月28日はえちぜん鉄道車内、福井県立恐竜博物館(勝山市村岡町)などで福井の伝統工芸応援アイドルグループ「さくらいと」をゲストに撮影が行われた。
グループのドラマ出演は初めてで、同館職員を演じたWAKANAさんは「主演2人の演技がとても自然で空気感のつくり方に圧倒された。またドラマ出演の機会があれば、一発OKを出せるような俳優になりたい」、えちぜん鉄道のアテンダント(=客室乗務員)を演じたMAIさんは「オール福井キャストのロケで、共演の人たちと地元ネタで楽しく盛り上がれた現場だった」と笑顔を見せた。
エキストラ参加した3人のメンバーも「完成が楽しみ。ドラマをきっかけに福井に行きたいと感じてもらえたら」(MEIさん)、「動きや目線などを工夫しながらの撮影が楽しかった」(KAKOさん)、「貴重な経験ができた。ゲスト出演のメンバー2人が生き生きしている姿にも感動した」(HIYORIさん)と、それぞれ振り返った。
1話5分、全10話の構成。2023年3月上旬、FBCテレビ「おじゃまっテレワイド&ニュース」内で放送後、動画配信サービス「TVer(ティーバー)」「Hulu(フールー)」での配信を予定する。