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福井県立歴史博物館のカフェが刷新-歴女が開業、歴史関連本ズラリ

ジョギングや散歩で公園を訪れた人の利用も多い

ジョギングや散歩で公園を訪れた人の利用も多い

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 福井県立歴史博物館(福井市大宮2)のカフェがリニューアルし、「歴博茶房 ときめぐる、カフェー。」(TEL 0776-22-0014)として4月14日より営業を始めた。

ソフト麺やミルメークなど懐かしのアイテムが並ぶ「大人の給食ランチ」

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 席数は、テーブル24席、カウンター12 席の計36席。店内は茶系のインテリアでまとめ、大きなガラス窓の向こうには隣接する幾久公園の景色が広がる。入り口脇の書棚には小説や事典などの歴史関連書をズラリと並べる。

 同店代表の後藤ひろみさんは、ボランティアとして歴史イベントに多数関わった経験を持つ「歴女(れきじょ)」。昨年秋、カフェ運営事業者の公募を知り、「福井県の歴史を語り合えるカフェを開きたい」と応募。ボランティア経験に基づく運営プランが評価され採用された。

 搾りたての「フレッシュ生ジュース」(450円)や、大麦を煎(い)って挽(ひ)いた「おちらし」(はったい粉)と黒蜜の入った「おちらしソフト」(200円)が人気メニュー。同館の展示にちなんだ期間限定メニューもあり、企画展「写真に見る、思い出の学校行事」開催時には「大人の給食ランチ」(900円)を提供している。後藤さんによると、「注文する方が多いので企画展後も定番メニューにしようかと考えているほど」の人気ぶりという。

 カフェを会場としたトークライブなど、今後は歴史イベントの企画にも力を入れたいと話す後藤さん。「情報発信に裏付けが求められる博物館と違い、伝承レベルの話でも自由に語り合えるのがこのカフェの強み。歴史への思いを熱く語り合い、先人たちの人間ドラマを共有できるような場にしていければ」と意気込む。

 営業時間は9時~17時。第2・第4水曜、年末年始定休。

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