株式会社永和システムマネジメント（本社：福井県福井市問屋町、代表取締役社長：平鍋健児、以下「永和システムマネジメント」）は、以下の3団体と、地域の相互扶助を促進するWebサービス『ゆいまゎす』の実証実験に向けた包括連携協定を締結いたしました。
- 新宿町五丁目自治会（所在地：埼玉県川越市、自治会長：荒木浩子）
- 一般社団法人ヒトナリ（所在地：山梨県富士吉田市、代表：上田潤、以下ヒトナリ）
- 一般社団法人わくわくの村（所在地：長野県東筑摩郡麻績村、代表：和栗由利子、以下わくわくの村）

　本協定に基づき、2026年1月から6月にかけて、本サービスの有効性・実現性および地域共助システムへの適用可能性を検証し、持続可能な地域共助による地域活性化への貢献を目指します。
■ 本サービス『ゆいまゎす』について
　本サービスは、地域住民同士の助け合い活動を支えるNPO・ボランティア団体、社会福祉協議会、自治会向けのWebサービスです。
　現在の助け合い活動は、
- 困りごとの受付
- 支援者探し
- 調整の連絡
- 活動記録

といった、一連の業務が、団体や自治会の運営者（以下、運営者）に集中しやすく、また、属人化・高齢化、報告業務の負担が大きいという課題があります。しかし継続的な助け合い活動や、「支援したい」「助けてほしい」という声を地域の中で循環させるためには、運営者の存在は必要不可欠です。
　本サービスでは、こうした課題を軽減し、誰もが「支援する側」にも「支援を受ける側」にもなれる持続可能な助け合いの仕組みの実現を図ります。



■ 本サービスの特徴
● 困りごとの投稿・閲覧・引受による住民同士で完結する助け合い
　本サービスでは、利用者自身が直接「困りごと」を投稿・閲覧・引受でき、支援を「する側」「受ける側」という立場を固定することなく、自立した助け合いの活動に参加することができます。
● プッシュ・メール通知による運営者の連絡負担軽減
　本サービスでのチャットによって、細かな日程調整などを、本人同士で行うことができます。また、支援者が決まったことの連絡や、運営者からの支援依頼も、本サービスを通じて行うことができます。
　本サービスはPWA化に対応したWebサービスであるため、ネイティブアプリからのプッシュ通知を受け取っている感覚で利用ができます。
● 支援の候補者提案による運営者の属人化軽減とつながりの機会向上
　本サービスでは、支援内容に適した候補者を本サービスから提案することで、運営者の負荷を減らしつつ、より多くの利用者が助け合いに参加できるマッチングを実現します。
● 活動記録の自動可視化による記録負担の低減と活動状況の把握
　利用者は蓄積された自身の活動記録を簡単に確認することができます。これにより、地域への貢献感や自己効力感の向上や、孤立感の払拭が見込めます。
　また、運営者は地域全体の助け合いの活動量を簡単に把握することができます。これにより、報告業務の負担軽減や支援ニーズの把握に役立ちます。
■ 背景
　本サービスは、社会課題をICT技術で解決する当社チーム「さきのこと」から生まれたサービスです。
　全国的な人口減少や少子高齢化に伴い、地域住民同士の相互扶助による地域福祉の重要性が高まっています。しかし、この地域福祉を持続可能な形で実現するための、運営負担が大きいことが現状です。また、地域福祉には、住民の主体的な参加が求められる一方で、小さな困りごとは助けを求めることを遠慮してしまったり、年齢や能力から自分には助けられることはないと思い込んでしまい参加に足踏みしてしまうという現状もあります。
　『ゆいまゎす』は、地域の誰もが気軽に助け合いに参加でき、無理をすることなく共助地域を実現する支えになるようなサービスを作りたい、という思いから生まれました。
　包括連携協定を締結する、新宿町五丁目自治会、ヒトナリ、わくわくの村はそれぞれ、地域活性化を目的とした共助活動の運営をすでに実施しており、運営負担の大きさに課題も持っています。今回の連携により、両社の強みを活かし、持続可能な相互扶助をもとに地域活性化の実現を目指します。
■ 実証実験の概要
- 期間：2026年1月～2026年6月
- 対象：
新宿町五丁目自治会　ふれあいプチサポート新宿町
ヒトナリ　ソーシャルセンターたからじま
わくわくの村　じかんぎんこう
- 目的：本サービスの有効性、実現性、地域共助システムへの適用可能性の検証
- 役割：


■ 参考
「さきのこと」サイト　https://sakinokoto.esm.co.jp


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社　永和システムマネジメン
さきのこと　『ゆいまゎす』担当
TEL：0776-25-8487　　FAX：0776-25-8499
E-Mail：sakinokoto@esm.co.jp