福井県立恐竜博物館（勝山市村岡町）が6月29日、夏期セミナー「恐竜女子学院」の受講受け付けを始めた。

建築家・黒川紀章さんが手がけた同館の外観

　同館が展開する「博物館セミナー」「博物館自然教室」「子どもセミナー」など教育普及活動の一環で、今回が初開催。近年、女子児童・生徒のセミナー参加の増加傾向が見られることから、将来、自然科学分野で活躍する女性の掘り起こしにつながればと企画したという。

　セミナーは7月29日・30日の日程で行う。給食・昼休みを挟む1限～4限の構成で、国立科学博物館研究員、古生物学者、恐竜図鑑編集者らによる特別授業、講師を交えた座談会、恐竜骨格組み立ての実習、同館研究員や学芸員によるキャリア教育講座などのプログラムを盛り込む。記念品として、過去の特別展図録の引換券、同館オリジナルノートセットを進呈する。

　参加対象は小学4年生から高校生までの女性で、小学生の参加には保護者の送迎か付き添いが必要。両日参加できることが条件で、同館ホームページの専用フォームから申し込む。宿泊が必要な場合は、参加者が個別に予約などを行う。

　受講料は1人3,500円（同館観覧料、野外恐竜博物館参加料、2日分の給食代を含む）。定員は先着20人。