福井県が1月20日、北陸新幹線福井・敦賀開業PRキャッチコピー「地味にすごい、福井」のロゴマークを発表した。
福井県は、ロゴマーク発表に合わせ、「地味にすごい、福井」をイメージしたアニメーション動画も作成。新幹線開業課のユーチューブチャンネルで閲覧できる
ロゴマークは、県内外の北陸新幹線沿線地域に向けて統一感ある情報発信を行うことを目的に昨春、福井県が公募。有識者でつくる審査委員会が全国から寄せられた768作品から最終候補4作品を選び、昨秋行ったアンケート3136件の意見も踏まえて決定した。
デザインを手掛けたのは富山在住のデザイナー・古屋貴大さんで、東尋坊、気比の松原、恐竜、越前がに、越前おろしそば、眼鏡、越前焼など福井の名所や特産品などを18個のパーツとして図案化した。
新型コロナ禍を機に首都圏から北陸新幹線で移動しやすい富山に移住したという古屋さんは、「北陸新幹線によって人生が大きく変わり、北陸との縁をありがたく感じている。新幹線開業で福井との新たなつながりが生まれる人たちが1人でも多く福井の良さを再発見し、そのつながりを誇りに思ってもらえるようにと願い応募した。ロゴがどのように生かされていくのか楽しみ」と話す。
福井県はロゴマーク発表に合わせ新たなロゴタイプも発表した。発表されたロゴタイプは福井出身の書家・前田鎌利さんが揮ごうし、ロゴマークや既存のロゴタイプと合わせ、計8つのバリエーションを展開する。ロゴは一般の無償利用もでき、福井県新幹線開業課が申請を受け付ける。