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福井のカフェが「福丼」新メニュー、「女性をきれいに」をコンセプトに

「甘みがあっておいしい」「懐かしいおばあちゃんの味」などと好評の「福丼」

「甘みがあっておいしい」「懐かしいおばあちゃんの味」などと好評の「福丼」

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 福井の「カフェあんのん」(福井市北四ツ居2、TEL 0776-54-3555)が1月、「竹田のたっぷりあげの味噌(みそ)田舎煮丼」の提供を始めた。

チラシを手に「まじめにふざけながら『福丼県』を盛り上げていきたい」と林さん

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 福井県内の飲食店主らで作る「福丼県プロジェクト」に賛同し、同店オリジナルの「福丼」として考案。谷口屋(坂井市丸岡町上竹田)、米五(福井市春山2)、ヒロセ(鯖江市片山町)、五湖の駅(美浜町久々子)の4社とコラボレーションし、食材や漆器、塗り箸など「オール福井」の顔ぶれでそろえた。店主の林智之さんは「ネットショップオーナーグループ『どっとこむ福井』などでつながりのある企業に呼び掛けた。情報発信力のある企業と組み、丼物での地域おこしに協力したいと考えた」と話す。

 白米と玄米を1対1でブレンドして炊き上げ、谷口屋の「竹田の油あげ」、豚肉、レンコン、ニンジンなどを筑前(ちくぜん)煮風にした具を載せた。「大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンに似た働きをすると聞き、みそや油揚げなど大豆由来の食材を取り入れた。当店は子育て世代のママなど女性客が多く、女性にもっときれいになってほしいとスタッフが発案した」と林さん。

 3月14日に同市内で開催予定のイベント「ワール丼カップ」出展も見据える。林さんは「社内会議で呼び掛けたのは昨年12月。イベントを念頭に置いたメニューは初めてでスタッフの反応にドキドキしたが、幸いみんな面白がってくれた」と笑みをこぼす。当初しょうゆベースでの味付けを考えていたものの、候補に挙げた福井県産銘柄の入手が難しく、みそ味に落ち着いたという。

 現在、同プロジェクトは星印の数による「福丼認定制度」を検討中という。林さんは「まだ仮の段階だが、食材・器・箸の三つが福井産なら『三つ星』になると聞いた。認定制度をきっかけに、各店が競って『オリジナル福丼』を作るようになれば」と話す。

 価格は980円。販売時間は11時~14時。水曜定休。1日5食限定。予約可。

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